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2017-09

韓国ドラマ「トッケビ」小説 コツコツ翻訳12 첫사랑이었다. - 2017.07.09 Sun


この時のイ・ドンウクさんに嵌った方も多いのでは。カワイイですね。二人とも^^
小説では主にトッケビとウンタクの話が進行するので、死神とサニーの場面が少ないのですが
ここはどど~んと死神コーナーが出てきます(^_-)-☆

いに上巻終了~!

涙が一滴頬の上をつたった。その涙までもトッケビは抱いていたかった。
 「あ・・・お前の顔だったようだ」
剣の痛みとは比較できない激しい痛みがトッケビの精神全身を支配していた。悲しみだった。

※間違えました~(^^ゞ정신 と전신 ^^;;;

キャ~!
この最後のセリフと文章に鳥肌立ちそうになりました~

しか~し、長かった・・・・(T_T)
時間かかりすぎだわ~

そして・・・下巻が
いきなり史劇になっとる・・・・(*_*)
言葉が難しくて、というか日本語をどうすればいいか悩むわ・・・・・

わ、わたしに時間をください・・・・(^_^.)


P271

延喜大学マスコミ広報映像学部 論文試験を受けた。ラジオPDになろうと決心した瞬間からウンタクが志願しようと決めていた学校と学科だった。各々、熾烈に答案用紙を埋めていく学生らの間でウンタクも一生懸命答案を書き進めていった。問題がウンタクの目にはややこしくなくそれほど難しくなかった。
試験を終えてウンタクは軽い足取りでキャンパスを一回り回ってみた。すぐ入れるようになる学校だと思うとすでに大学生になった気分でワクワクした。
トッケビはウンタクの試験が終わると時間を合わせて学校の前に迎えにきた。ウンタクのために準備した花束を持ったトッケビとウンタクの距離が近づいていた。







ウンタクが先に見つけたのは遠くから近づいてくるトッケビよりも運動場で練習に励む野球部だった。ウンタクには大学のすべてが新鮮に見えた。その時、カンという音とともに野球のボールがウンタクに向かって飛んでっ来た。避ける方法もなく悲鳴を上げながら反射的に身体を縮こめた。すぐにやってくる痛みに目をつぶったのだが、どんな痛みも感じなかった。代わりに誰かが自分を引き寄せて抱いていた。
野球のユニフォームを着た男性だった。瑞々しく幼い顔と異なり体格は運動選手らしくがっしりしていた。降り注ぐ日差しがすべて男性に降り注ぐかのように顔が明るかった。ウンタクは男性の顔を確認して あ、と嬉しそうな声を上げた。
 「テヒ・・先輩?」
 「ジ・ウンタク?わ~ずいぶん久しぶりだな。気づかないところだった」
 「あ、私だいぶ変わったでしょ?今まで私がすごく苦労を・・・」
 「うん、きれいになったな。背も高くなって」
テヒが子供の頃、その時のように手を伸ばしてウンタクの前髪をくちゃくちゃっとした。ちゃんととかした髪が乱れたが、ウンタクはほんのり頬を赤らめて笑った。すごく幼い時以降には、叔母に従って暮らしたので便りも聞けなかった。このように会うのはすごく縁があるようだった。
小学生の時だった。マシンから自動で投げてくれるボールでバッティング練習ができる野球練習場をテヒはしょちゅう通っていた。幼いウンタクの目にもバットでボールを力強く打つテヒがかっこよく見えて野球練習場にテヒがいるとこっそり覗き見したりもした。ウンタクはそのようなテヒが依然として野球をしているという事実に感嘆した。
 「先輩、この学校に通ってるんですか?今日ここで論述試験受けたんだけど」
テヒもウンタクが懐かしくて華やかに笑った。
その再会の場面をトッケビは一部始終目撃した。ポンと音を立て、彼が持っていた花束が冷たい地面の上に落ちた。華やかに笑いながら“代表”と言った29才のウンタクがトッケビの視野をかすめた。
 「あいつか?あの時代表だったやつが・・・!」
晴れていた校庭の上に雲が集まると、ポツポツと雨が降り出した。いきなりの雨に人々があちこち建物の下に隠れた。

夕方遅く、ウンタクがアルバイトを終えて帰ってきた時、トッケビは食卓にひとり座ってアイスクリームを食べていた。ウンタクも好きなアイスクリームなのですぐに隣の席に座るがトッケビは何のいじわるか、あげないと反抗した。午後にしばし雨が降ったのを思い出した。
 「雨がなんで降ったのかしら。気分がなんでそうなの?なんで憂鬱なの?」
髪の毛をくちゃくちゃっとしたあの手が気に障った。さらにウンタクは身体をよじって恥ずかしそうにした。あきれた。トッケビは答える代わりに目を吊り上げた。テヒかなんだか知らないあいつがピアノを弾くのを放っておくべきだった。そうしていたら今日こんな風に出会うことはなかっただろう。
ウンタクが野球練習場でテヒを見つめていた頃。ある日背が高く、ボールをまともに打てない大人がひとりテヒの横でボールを打っていた。野球のへたくそな彼がしょっちゅう視野を塞いでテヒがよく見えなかった。ウンタクはいらいらした。その上あのおじさんがバットを丸ごと飛ばしているためウンタクは驚いて手に握っていた花びらを見失った。
ウンタクの記憶の中にはなかったが、そのおじさんはトッケビだった。トッケビは野球練習場で幼いテヒと出会た。子供が野球は得意だと言うと、トッケビを情けなく思いながら大胆に掛けをした。願いを聞いてやるという掛けの結果は分かりきった事だった。トッケビの惨敗。テヒの守護神でもあったトッケビが願いを聞いてやるためにわざと訪ねて誘導した掛けで決まっていた結果だった。
テヒはピアノをなくしてくれと願い事をした。ピアノを弾くのが本当に嫌なのに、野球をしたいのに、母が無理やりピアノを弾けと言うと、本当に願いが叶うとは信じなかった。掛けをし終えてテヒが家に帰る時テヒの母は電話の受話器を持っていた。家に泥棒が入ってあの大きいピアノが消えていたと呆れながらも警察に通報している最中だった。おかげでテヒはピアノの代わりに野球ができたのだが、人生で最も荒唐無稽な事件として残ったままだった。
 「知ってるだろ?」
 「剣が掴めないっていうあれ?それって私のせいなの?私は最善を尽くしたんだし。あの剣最初に抜くのが正しいの?キスしてもだめ、お互いに愛してるって言ってもだめ、私にこれ以上、どうしろって言うの」
P275
剣の話ではなかったのに、ウンタクが気にしていたのは剣だけだった。剣こそウンタクを毎回かっとさせ悲しくさせ寂しくさせた張本人だった。二人の声がだんだん高くなっていった。
 「お前、本心じゃなかったじゃないか!下心見え見えな“愛してる”だったじゃないか!」
 「おじさんは何が本心だったの?すごく利害関係が確実な「愛してる」だったじゃない!いずれにせよ本当に性格がイマイチね」
 「お前は良いと思ってるのか」
 「私、子供じゃない」
 「子供がなんだ!俺は年取らないけどお前は年を取るじゃないか!俺はずっと若く美しいんだ」
 「おじさんは若くないでしょ。それに私が初恋の人に会ったから私の目にはおじさんが美しく思えないわ」
 「何だと!?何の恋だって?」
 「おじさん野球上手?テヒ先輩野球が最高にうまいの!」
 「見たのか?俺が野球するの?見たらものすごく驚くぞ、こいつめ」
 「ああ、私はもう同居人でもなく“こいつ”?ああ、はいはい。“こいつ”はこれで失礼します」
P276
その日の夜、ウンタクはトッケビにもらって奪われたバックや香水、5百万を確認して誓約書をすり替えようとトッケビの部屋にこっそり忍び込んだ。完全犯罪だと思ったが、トッケビの手の内だった。真っ暗な部屋で携帯の明かりひとつで辿りながら探したことはすべて無用の長物だった。すり替えようとした誓約書もすべてバレた。トッケビにずっと追求されたウンタクの目に、以前トッケビにしばらく読んでいてと渡した詩集が見えた。ウンタクは前にちょっと見てといった詩集をなんでまだ持っているのかと、これを探しにきたとすばやく反撃してはすぐに部屋から逃げ出してきた。
部屋に戻ってウンタクは詩集を広げた。
 「本も雑に見たんじゃないの?人のだから?腹が立つ。何か一つでも(落ち度が」あれば・・・」
怒った手で詩集を荒っぽくめくった。あるページに見たことのない下線が引かれた形跡があった。詩の一節を書いたりもしていた。自分の筆跡とは確実に違う大人の文字だった。<愛の物理学>という詩があるページだった。人の本に落書きまでして。ウンタクは興奮しながらゆっくりと文字を確認した。
 “初恋だった”첫사랑이었다
最後の行だった。初・恋。そうだ。自分にだけあるはずがない。もう19年を生きてきたウンタクにも初めて好きになった先輩がいたのに、939年を生きたトッケビにも当然切なく心の痛む初恋の記憶ぐらいあったのは明らかだった。
トッケビの初恋を思うとイラついた。もう少し早く生まれたら良かっただろうか。そんな考えもした。すべて意味のないことだった。

死神は初めての出会いでは自分を泣かせ、2回目の出会いでは名前のない自分を当惑させ、結局キム・ウビンという名前まで作るようにしたサニーとついにちゃんと対面した。それまでの出会いのようにダメにならないように死神はウンタクを掴まえてたくさん練習をした。他の平凡な男女のようにカフェでコーヒーを頼み向き合って座った。死神は依然として美しく輝くサニーのせいでしばらくぼーっとしていた。
サニーも同じだった。露店の板の上にまさに自分の物のように感じられた指輪があって手を伸ばしたら一緒にその指輪を掴んだ男。そうすると私を見るなり泣いた男。その顔の白い男は分からないことが多かった。連絡もつかなかったし、やっと会っても名前ひとつまともに教えてくれず逃げて行った。名前を教えてくれたので名刺をくれと言ったらまた連絡が途絶えた。それにも関わらずこのように出会えて、固くなった白い顔と今にでも泣きだしそうな大きな目がサニーの心を揺らした。自分がハンサムな顔にこんなにももろかったかと思うほどだった。
 「誕生日は陰暦11月5日、いて座、AB型、未婚、家は賃貸、車は必要ならすぐに、過去はキレイ、名刺はまだ。会いたかったです。」
でもこのように話す男を見ると、笑いがこぼれてしまった。顔のためだけではないようだった。
 「ああ、ほんとに、私もよ」
黒いスーツを着た死神がサニーを見てくすっと笑った。二人の顔に明るい笑みが広がった。
 「笑える男ね。ほんとに。好きなの?電話をあれだけ避けたくせに?」
 「名刺のない人は嫌いだと思って。。。」
 「じゃあ名刺がない、電話を受けて言えばいいじゃない。メッセージで送ってもいいし」
 「これからは必ず。サニーさんはもしかして名刺を・・・」
 「私は顔が名刺よ。顔にサニーってあるでしょ?綺麗な人」
 「ああ・・はい・・・そうですね。本当に。持ち帰りたいですね・・・」
 変で抜けたところのある男だったが、サニーもまた声を出して笑ってしまった。正直なのか、女を落とそうとしているのか分からない言葉がすべてサニーの心を揺らした。
 「ほら。会ったらこんなに面白いじゃない。もっと知ってもっと親しくなって。ウビンさんは何が好き?」
 「サニーさんです」
 「もうやだ・・そうじゃなくて。趣味は何?」
 「サニーさんです」
初めての出会い以降ずっと考えた。自分は死神でサニーは生きた人だということを忘れてこんなにずっと会いたいと思う程思い出し、死神は辛く憂鬱だった。平凡な人々とは少し違うサニーの性格が幸いだったといえば幸いだった。それほど重要ではないことはすべてやり過ごしてくれる大らかな性格のおかげで死神はたくさんの事を隠していてもサニーの前にいることができた。
 「どこに飛ぶかわからないサニーさんの行動にドラマぐらい盲目的に惹かれます。サニーさんの予測不可能な行動は想像力を発揮するし、私の物足りない行動はすべてが誤答なんですね。最近私に新しくできたサニーさんという趣味が神の計画のようでもあり、神の失敗のようでもあり、そのようです。」
とつとつとやっと話した人が、立て板に水のように吐き出す賛美に、サニーは気分が良いながらも、警戒心が高まった。
 「こんなに話が上手だったの?もしかして宗教があるの?」
 「あ、、何かまたないといけないんですね。では準備してまた連絡を・・・」
サニーがぱっと飛び跳ねて立ち上がろうとする死神を止めた。何かを聞くだけで答えられず、答えられないといなくなり連絡が途絶えてしまう男だった。なくてもいいからじっと座っていてくれとサニーが急いで叫んだ。死神はまたサニーの言葉の通り再び着席した。
予測不可能な行動は自分ではない死神だった。サニーは混乱しながらも、目の前でバカみたいに笑っている男を見て気分が雪が解けるようになるのを感じた。

P280

少し前にアイスクリームショップで、アイスクリームを分けて食べるテヒとウンタクをトッケビは大きく目を見開いて見守らなければならなかった。なので夕食の時間になっても家に帰らないウンタクが心配になった。どこかでまたテヒと会っているのはないかと戦々恐々して不安に家の中をうろうろした。トッケビも自らおかしいと思っていた。これは明らかに嫉妬だったし、まるで本当に“彼氏”にでもなったような行動だった。だから辞めようと思っても感情が先に立った。結局彼はウンタクを探しに出た。
チキン屋にもいなかったし、いつも通っていた通りもいなかった。しばらく探した末にトッケビがやっとウンタクを探し出した所は結婚式場だった。修学能力試験が終わった後、アルバイトを増やして忙しいのは知っていたが、結婚式場のバイトをしているとは知らなかった。それもお祝いの詩を歌っているとは。照明の下でウンタクは“おじさん”と呼んだ明るく透明な声で新郎新婦のために二人を祝福する愛の歌をささやいていた。億劫な時間が過ぎても出会えたら、私たちの愛が運命だったら、私があなたの奇跡だったら嬉しいという歌詞が心に深く刺さった。
キレイな子だった。もう20才になる美しい女性でもあった。視線を奪われたままぼ~っとして見ていたトッケビの目がウンタクとぶつかった。式場の一番後ろでぼ~っと立っていた彼を、祝歌を歌っていたウンタクが見つけた。

 「歌、うまかったよ」
素直な称賛にウンタクが笑った。行くときはひとりだったが、、家に帰る時は二人なのでウンタクは寂しくなかった。
 「ちょっと。でもここがどうしてわかったの?」
 「お前が走ってみても、俺の手の平の中さ。チキン屋は?首になったのか?」
 「アルバイト増やしたのよ。お祝いのアルバイトはとてもいいし。でも結婚式を見てると複雑な気分になるわ」
 「何が?」
 「なんとなく、あ、私はあんな風にキャドルをつけてくれる母さんもいないだろうな、あ、私は自分の手を握ってくれる父さんもいないだろうな。一緒に写真を撮ってくれる友達もいなくて、友達がいなければお祝い金もないだろうし・・まあそんな考え?笑えるでしょ?」
お祝い金の部分から自らも少し笑えたのかウンタクは歯を見せて笑った。トッケビはしかめっ面をした。この子は何か話をすると、身の上話が溢れた。訳もなく自分が申し訳なくなってトッケビは何も言えないのが常だった。
 「だからおじさんの新婦に執着したみたい。家族ができるようで、私にはない家族というのが、運命みたいに・・私にできると思ったの」
ウンタクの正直な胸の内だった。言ってみると胸が熱くなって、ウンタクは涙を拭いた。震える声にウンタクを見たトッケビが驚いた。
 「なんで泣くんだ?俺に申し訳ないと思えと?」
 「いいえ。考えてみたら申し訳ないのは私の方でしょう。ほら・・・おじさん、本当にごめんね。私が剣を抜けなくて。ずっと言いたかったけど、私たち最近会えば喧嘩して。利用価値、それがなかったんだから。私が誓約書だなんだって無理やり利用価値があるフリをしてきたんだから」
ウンタクは申し訳ないと言って笑った。泣きながら笑ったので少し情けない顔になった。本当に情けないのは自分だった。トッケビは眉間に皺を寄せた。ウンタクが泣かなければいいと思った。自分と会ってからはウンタクはさらにずっと泣いているようだった。
P283
 「タイミングがちょっとあれなんだけど。どうせ話が出たついでに言わなくちゃ。私が今アルバイトを増やして少しずつ準備をいてるのよ。だから、
私が家を出る時まで少しだけ待っていてくれてはだめ?いじめないで。私が準備できて出て行くまで受験生割引でいじめは50%に割り引いてくれる?」
この子のこのような部分がトッケビの心を揺り動かしたようだった。泣いている時もたちまち笑う準備ができていた所が。だからにっこりといつても笑ってくれた。悲しい時も、嬉しい時も。街灯の明かりがぼんやりしていてもウンタクだけはいつも輝いていた。不憫だったし、トッケビを不憫と思ってくれた。癒してくれたし、癒す方法を教えてくれた。頭をなでてくれることも、肩をトントンとしてくれることも、トッケビにとってウンタクが初めてだった。口づけをしてくれて、愛していると言ってくれたことも。
トッケビは腕を広げてウンタクを懐に抱いた。突然の抱擁にウンタクが固まった。トッケビがウンタクの背中を包んで抱き、ウンタクの頭に顎を静かにのせた。彼の胸の中はとても広くて暖かくウンタクはそのまま時が永遠であることを願った。
 「割引はだめなんだけど?50%は絶対だめ」
静かに胸に抱かれていたウンタクがくすっと笑った。
 「45%は?」
トッケビは心から愉快になった。ずっと生きるようになって幸いだと再び思った。愛らしいこの子をずっと見ることができるのが嬉しかった。トッケビがウンタクに向かって明るく笑った。ウンタクもその笑いがよくてまた明るく一緒に笑った。瞬間、トッケビの表情が青白くなった。
剣が泣き始めたのだ。剣がトッケビの胸の上でウウン、ウウンと泣き始めた。激しい痛みにトッケビが剣が刺さった胸のあたりを掴み、その場所に座りこんだ。初めて見る彼の姿にウンタクは当惑してどうしていいかわからなかった。
 「どうしたの?痛いの?もしかして剣のせいで?」
剣が泣くのがウンタクにも感じられてウンタクは剣の方に手を差し出した。本能的に手を伸ばしたのだが、剣を通過しかしなかった手に剣の柄が届いた。ウンタクが驚きながらも同時に明るく叫んだ。
 「お、おじさん、剣が、掴めた!」
剣が手で掴めた。トッケビ新婦だった。痛がるトッケビのためにウンタクがやってあげられることがあった。ウンタクはすぐに両手で剣を掴んだ。
 「ちょっと我慢して。私が抜いてあげる」
両手に力を入れて剣を抜こうとした。剣が少しずつ胸の外に現れ始めた。トッケビの表情が激しい苦痛でゆがんだ。剣が刺さった時とは比較にならない痛みだった。剣が動くということを確認したウンタクがさらに力を入れて一度に抜こうとした。
 「だめだ!」
トッケビが理性を失ってウンタクを強く突き飛ばした。剣を抜くことだけに集中していたウンタクは空中に遠く早く撮んでいった。高く浮いたウンタクの身体は道路の方に勢いよく飛んでいった。巨大なトラックが走ってくる道のど真ん中だった。
ウンタクがトラックにぶつかる直前、気を取り戻したトッケビが瞬間移動してウンタクを後から抱えた。ウンタクを抱えたトッケビの身体がトラックと代わりにぶつかった。その反動で二人は道の上を転がった。ウンタクはそのまま気を失った。ウンタクを抱いたままトッケビは目を閉じた。
 「神託だったんだな。俺が見た未来が正しかったんだな」
ウンタクは彼のトッケビ新婦だった。彼の新婦はものすごく愛らしかった。だから新婦ではないことを願った。
 「この子のおかげでやっと俺は、この不滅の呪いを終えて無に帰ることができるんだな」
抱きしめたウンタクの温もりがそのまま胸に伝わった。
 「人間の寿命はたかが100年、振り返って見ようとするのは、不滅の俺の人生なのか、お前の顔なのか」
ウンタクが重たく閉じていた瞼をやっと開けた。ぼんやりした視界の中にトッケビが見えた。安堵感に涙が出た。
涙が一滴頬の上をつたった。その涙までもトッケビは抱いていたかった。
 「あ・・・お前の顔だったようだ」
剣の痛みとは比較できない激しい痛みがトッケビの全身を支配していた。悲しみだった。

(2巻へ)

● COMMENT ●

おつかれさまでした。

SAMTAさん こんにちは。
上巻終了、一先ずお疲れ様でした!!

この章の死神とサニー社長の会話の部分とっても楽しいですね。
サニー社長は最初もっとクールな女性なのかと思っていたら
死神のペースにはまって可愛い面をポロポロ出してます(^^♪。

セリフの中の「작업멘트」は辞書にも出てないのでちょっと苦労しました。
「작업」は作業と書いてナンパするっていう意味だと知っていましたが、
「멘트」は外来語のようですがコメントの略なのでしょうか。
ナンパするコメント ⇒ 口説き文句 ⇒ 女をおとす ですか? 

ちょっと戻りますが、
P275 ウンタクがテヒ先輩が野球が最高にうまいというセリフの
「대빵 非常に、とても」これも初めてみる表現です。
辞書にはありませんでしたが、NAVERで探せました。
史劇も難しい単語多いですが、現代劇も新語や俗語が多くて・・・💦

下巻もゆっくり楽しみながら お互い頑張りましょうね~(^^)/~~~




P286 最後の行は「激しい痛みがトッケビの全身を支配した」ではないかと思いました。 

ゆひさん

きゃ~!訂正ありがとうございます!
전신(全身)と정신(精神)を見間違えました~!
さっそく訂正しました(^^ゞ

>「멘트」は外来語のようですがコメントの略なのでしょうか
はい。コメントの意味だと思います。
韓国語も何気に外来語がアレンジされて溶け込んでいるので
たまに罠にひっかかりますね(^^ゞ

>ナンパするコメント ⇒ 口説き文句 ⇒ 女をおとす
おっしゃる通り、この작업は誘惑するとか、まあそんな意味だそうですので
ゆひさんの訳でよいと思います^^

あ、대빵テッパンですが、日本語のテッパンから来てるのかなあなんて
思ってしまいました^^

いやいや、ほんとにドラマの言葉は生きているだけに難しいですね~
錆びた頭を必死に使うのでボケ防止には役立ちそうですが(*^_^*)



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プロフィール

SAMTA

Author:SAMTA
横浜在住
韓国ドラマ・映画好き
韓国俳優キム・ミョンミンさんの
カンマエに嵌ったのが2009年5月。
それからミョンミン道一筋です☆
韓国語、韓国料理など韓国文化全般に
興味があります。☆

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