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2017-07

韓国ドラマ「トッケビ」小説 コツコツ翻訳11 初恋だった - 2017.07.02 Sun



のシーンも面白かったです
修学能力試験(수능スヌン)を終えて、二人で映画を観にいくシーン。
コンユが主演して大ヒットしたゾンビ映画「釜山行」を見る二人^^
こういうところも著作権やら放映権やら日本だと固いお話しが出てきそうですが
そんな書類上の問題は人のつながりで簡単にヒョイっと超えてしまうところが
韓国の良いところです^^

※日本語字幕付きのMnet版では、一瞬映画のシーンが映りますがボカシが入っていて
韓国の放送版からかなりカットされた形で放送されてました^^;;

後の部分で、トッケビがウンタクに
「本物の新婦が現れたら遠くに行かなければならない」という切ないシーンがありますが。
その時のコンケビのセリフに
「보내줄래?ポネジュルレ?」というのがありますが
Mnetでは「行ってもいいか?」となってましたが
直訳すると「手放してくれるか?」となります。
보내준다 手放してあげる・・・
韓国ドラマでは欠かせないセリフで、切ないですねえ・・・・
ウンタクは「自分からは手放せないからいっそ私を捨ててくれ」と言ってます。
ああ、これが高3のセリフとは!

ところでやっと上巻も終わりに近づきました。
最後の章がとても長いので2回にわけて訳をアップしたいと思います^^

P256
初恋だった 첫사랑이었다(チョッサランイオッタ)

止まっていた時間はしばらく後になってやっと再び元の間隔で流れ始めた。
 「目を開けて」
低く流れ出た声にウンタクが様子を伺いながら細目を開けた。トッケビの表情が固くなっていた。すぐ後ろに退きウンタクが弁明した。
 「慌ててしたことだから、理解してね」
 「お前、今何を。おかしくなったのか?」
 「おかしいだなんて。おじさんをかっこよくしてあげようと最善の努力を尽くしている高校生に。誰もが好きですると思う?私がもっと損害を被るのよ。おじさんはたくさん経験してきたでしょうけど、私は!」
二人がお互いをじっと睨んで結局ウンタクが口をつぐんだ。再び剣を抜こうと腕を伸ばした。慎重に動いた。しかし、まただった。剣の柄に近づくと剣は消えてしまい、掴めなかった。無駄だった。
 「私がなんだ!」
 「私、初キッスだったのよ!それをこんな風にするはずじゃなかったのに、来て。もう一度やってみるわ」
一度だけだからそうだったんじゃないかと、もっとちゃんとやらなければならないのではないかとウンタクが再び一歩前に出ると、冷や汗をかきながらトッケビが後ずさりした。剣を抜く事ができないのは自分なのに、ウンタクはむしろイラついた。







 「私、今何も怖いものがないの。この状況まできたのに、さわることもできないなら、おじさんが全部返せって言うでしょ?この危機に私は何でもできる」
 「なんだ。その下世話な態度は。ダメならどうしようと」
 「ダメならあれしかないでしょ」
後ずさりして結局ドアまで来た。
 「愛よ。必要ならそこまでしなくちゃ」
プレゼントとしてもらったバックをぎゅっと抱きしめてウンタクが言った。バックを奪われるならいっそおじさんを愛するほうがましだと。トッケビはため息を深くついた。怒った表情を浮かべるとウンタクがやっと我に返ったように振舞った。
 「すみません。雪まで降らそうと苦労したのに」
今、トッケビはひどく複雑な気分だった。死ぬ覚悟を確かにしてすべてを整理した。皆に挨拶をして、ウンタクにもやれるものはほとんどやった。ウンタクの言葉の通り、雪まで降らせながら、自分の気分を告白した。それが恥ずかしくもあった。そしてウンタクがトッケビ新婦ではないからと・・・
降っていた雪がその場所で止まった。雪の結晶が空中に浮かびキラキラ光った。その輝きにウンタクは心を奪われた。手の指で結晶体のひとつをポンと触ると、光ってこなごなになった。
 「私、どうなるの?追い出されるの?」
 「追い出さない!」
トッケビが振り向いてドアを開けた。ドアから入ると再び家だった。


明らかにウンタクの未来にトッケビはいなかった。自分は死を選択し、選択した通りに無に戻るのは明白だった。しかし、剣は抜けず、自分も死ななかった。未来が変わったのか、神託が変わったのかわからないことだった。不確かではあったが、ひとまずウンタクがトッケビ新婦ではないのが幸いだった。トッケビは低い声でひとりごとを言った。
 「どうなろうと、戻ってきてよかったな。ワケもなく」
幸いは幸いだったし、まだ死に至らなかったので元に戻すものは元に戻さなければならなかった。トックァにやったクレジットカード、死神に残した家も、柳会長に渡した掛け軸もトッケビは回収しなければならなかった。そしてウンタクにあげたバック、香水、5百万も。ウンタクは誓約書まで書いたのに悔しいと、ドアを叩いて愛してると叫んだが、トッケビは聞くふりもしなかった。
追い出したりはしないと言ったのでウンタクはずっとトッケビの家にとどまった。しかし追い出さなかっただけで、剣を抜けなかったウンタクをトッケビはためらいなくいじめた。食事をする家族が1人増えて生活費に余裕がないだの、洗濯ものがたまっているだの、家が汚れて掃除しなくちゃならないだの、ウンタクが行く先々でいじめた。叔母の家で受けたいじめに比べればかわいいものだったが、それでもウンタクはトッケビのいじめが本当に意味のないいじめだというのを知って無性に憎たらしくなった。
洗濯物を干しているウンタクの横でトッケビは余裕ありげに本を開き読んでいた。パン!洗濯物の水気を強く払った。水がトッケビの顔まで跳ねた。
 「今、わざとしたみたいなんだけど」
 「違います」
 「わざとで間違いないみたいなんだけど?なんで洗濯干しが嫌なんだ?不満があるなら言ってみろ」
 「ああ、不満。お上手だこと。おじさんは今私を新婦じゃないと思っているようなんだけど、そんな風に早急に決めつけるのはやめましょう。こんな風にいじめたら後悔するわ。絶対」
 「新婦なのになんで“これ見えるのになぜ掴めないの?”って言ったんだ?」
 「他人の痛いところをチクチク刺すんだから」
ウンタクはぎゅっと唇をつぐんだ。トッケビはウンタクが横目で睨んでもまばたきひとつしなかった。とても悲しい顔をしてウンタクが強く言い放った。
 「私と一緒にしたすべての時間がまぶしかったって言ったじゃない!日和がよくても、悪くても、ちょうど良い日でも」
 「ああ、今日も」
 「ほら、そうでしょ!」
 「今も、ワケもなくまぶしいと」
静かな水辺に石ころをひとつ投げた気分だった。心が揺れた。ウンタクは生唾を飲み込んだ。
 「でも、私、なんでいじめられなくちゃならないの?」
P261
 「それはそれだから」
 「それがどうそれなのよ?まぶしいのが。だから、私たち、そんな風にしないで他の価値を見つけましょうよ。正式な新婦がそうなら、おじさんが私の彼氏だから、私が彼女になってあげる」
 「断る」
 「じゃあただの知り合い」
 「嫌だね」
本当に小憎らしくて一度殴ってやりたいというように振舞った。ウンタクはふ~っと息を吐いて妥協点を見つけようと努力した。
 「じゃあただの同居人」
 「なら、今日から賃貸料だせ。月に50万。水道光熱費は別途だ。」
まさに仇だった。

トッケビが賃貸料と税金を出せと言われたと、興奮しているウンタクの言葉を聞いた死神が今度は興奮しながらトッケビを訪ねた。“口づけまでしたのよ!そんな風にするもんじゃないのに!”ウンタクはかなり怒ったように肩を震わせて言ったが、死神が聞くには幼稚な痴話げんかに近いとしか聞こえなかった。
 「その他漏落者が剣を掴めなかったからお前は良かっただろ、今、正直。死なずにまた会えて」
P262
 「おい、なんでそれがいいんだ。何が。900年待ってたのに。話になるか?」
 「そうか?なら俺が連れていくよ。友情として。お前もあの子が厄介なんじゃないのか。勝手に口づけまでして」
そんな話までウンタクがしたのかと思いトッケビは黙っていられずにどもった。
 「俺たちの間で友情なんかあるのか!俺が死ぬように応援するのが友情なのか?」
ウンタクを連れていくというと興奮するトッケビをちゃんちゃら可笑しいという表情でながめ、鼻で笑い死神は再び部屋を出ていった。トッケビは今気分がいいのは間違いなかった。生きるの死ぬのと言ったが結局は生きるようになって。死神もトッケビが生きるようになったのが嬉しかったのだから。
死神が出ていき、トッケビは少し赤くなった顔を務めて元に戻そうとした。大胆不敵な女子高生の口づけは長く生きてきただけで特別な経験のないトッケビを動揺させるのに十分だった。このようなことも、このような感情も、すべてのことがトッケビにも初めてだった。
奪うように取り戻したウンタクのバックから誓約書を取り出した。最後の条項を手でたどった。“乙は毎年初雪が降る日に甲の召喚に応じる。甲が舞っているためだ”守ることができる約束だったらいいと思った。
P263

大望の修学能力試験の日、元々大きな試験なので、町中に緊張感が巡っていた。試験会場として割り振られた学校に行く者たちが緊張した面持ちを隠すことができなかった。大きな心配はなかったが、ウンタクも震えがきたのは同じだった。希望の学校に受かろうとするなら、最低等級は取らなければならなかった。
バスを待っていたウンタクの横でトッケビが一緒に待ってくれた。超能力で試験の答えを教えてくれと言ったが、口を極めて拒否した彼だった。本当に答えを知りたかったというよりは、その程度の親切は施してくれるのか見たかったのだが、ひどく真面目な顔をするので、修学能力試験の日の朝までウンタクの気分を傷つけた。
 「絶対的な力には礼儀が必要なんだ。それでも望むのなら言語領域から・・・」
 「あ、もういいわ!どうせ全部知ってる問題のはずだから」
彼が本当に答えを言うかとウンタクは慌てて言葉を遮った。トッケビがウンタクの頭をなでた。鞄を肩にかついで赤いマフラーを首に巻いたウンタクが可愛く、修学能力試験がんばれという意味で、いや、ただ自分も知らずに手が出た。柔らかくなでる手の動きにウンタクの肩が固まった。口づけの後の初めてのスキンシップだった。ウンタクが緊張するとトッケビも自分の行動に気づき手を止めた。
バスが止まって騒音を立てて出発した。バス停留所には結局ウンタクとトッケビだけが残った。
 「肩もちょっとトントンしたら自然だろ?」
トッケビがもじもじと頭の上にあった手を下ろし、ウンタクの肩をトントンした。ウンタクが気まずい表情を浮かべながらそれなら自分は時間を確認すると言って肩をトントンしていない方のトッケビの手首を掴んだ。時計を見るゼスチャーだけしようとしたが時計の針を見ると目が大きく見開いた。
 「もしかして、今時間を止めた?」
 「いや」
 「ああどうしよう、どうしよう、やっちゃった!30分も過ぎてる!」
 「心配するな。彼氏がトッケビなのを忘れたのか?」
余裕ありげなトッケビの言葉にウンタクが眉毛を上げた。
 「いやだって言ったじゃない。彼氏」
 「うそだった。ついてきて」
ウンタクの手首を掴みトッケビは近くの建物、ドアのある所を探して走った。街路樹の道を走りながらウンタクの心臓は容赦なくドキドキした。走ったために心臓の鼓動が早くなったのだろうと思いたかった。彼氏は嫌だと言ったのが嘘なら、その言葉を彼氏になりたいという言葉として受け止めてもいいということなのか聞けないまま走った。開いていたある建物のドアを開けて入っていくと修学能力試験場の前だった。試験がんばれとトッケビが手を振ってくれた。うまく行くと思った。ウンタクも一緒に手を振ってあげた。
ウンタクをそのように試験場に連れていってくれて、トッケビは入っていったドアの外に再び出た。一緒に入っていったドアを一度振り返ったが、早い速度で自転車が走ってきた。自転車に乗った青年は遅れてトッケビを発見しくるりとハンドルの向きを変えた。避けるのがすでに遅くぶつかると思った青年は目をぎゅっとつぶって開けた。キィ~という音を出して自転車が止まり、青年は自転車に乗ったまま転んだ。幸い大きな怪我はしなかった。一瞬時間を止めて瞬間移動したトッケビのおかげだった。まかり間違えば二人お互いが大きな怪我をするところだった。
明らかに目の前にいたのに、今は自分の後ろにいる。青年はひどく驚いて面喰った。転んで痛めた膝のことも忘れた。そしてすぐに身体を起こしトッケビを睨みつけた。
 「あ、畜生!おかしなやつ!死にたいのか?しっかり目を開けて歩け!」
再び自転車に乗って青年はびゅ~っと道路を疾走していった。トッケビはそんな青年の後ろ姿を眺めていた。ぶつかりそうになったせいで、意図せず彼のむごたらしい未来が見えてしまった。

修学能力試験を終えて、ウンタクは力の抜けた歩みで家に帰るバスに乗った。試験はできなくはなかった。いや、できた。しかし長い間準備してきた試験に対する脱力感に加え、試験場の前に立って試験を終えた家族を待っている受験生の家族らを見て落ち込んだ。「お疲れ様」という中年の女性の声が通り過ぎたウンタクにも聞こえてきてウンタクは自然に母親を思い出した。
こんな日はウンタクの母も当然ウンタクにお疲れ様、頑張ったね、愛してるよ、こんな暖かい言葉をかけてくれただろう。母の応援の代わりに首に巻いた赤いマフラーをいくら触ってみても暖かくはあったが母ではなかった。誕生日のケーキの蝋燭を消すつもりで部屋に走って入っていった時、暖かいまなざしで自分を見た母の魂さえ懐かしかった。わけもなく涙があふれそうになるのをぐっとこらえた。
 「ただいま~。ああ疲れた。今日は頭をすごく使って疲れた・・」
靴を脱いでマフラーをはずし玄関に入ったウンタクは目の前に広がった光景にはっとした。トッケビと死神トックァまで3人の男が集まっていた。真ん中に立った死神の両手にはケーキがあった。タイミングを合わせて蝋燭に火を付けた。トックァが試験はできたか?と聞いた。思わずウンタクがうなづいた。
 「アイディアは俺が出して、お金はこいつが出して、買ってきたのはトックァ」
死神の言葉にウンタクの目に涙があふれそうになり言葉を失っていた。3人はウンタクの表情がゆがむと動揺した。トッケビが途方にくれてウンタクのそばに近づいた。ウンタクの目にはすでに涙があふれていた。
 「なんで泣くんだ?試験だめだったのか?」
 「そうじゃなくて・・・すごく、すごく幸せで・・・」
結局ウンタクは声を出して泣き始めた。子供のように泣いた。こんなに幸せでどうしよう。母と暮らした時ぐらい幸せになっていた。こんな感情はとても久しぶりだった。ウンタクは不慣れな幸せのために泣いた。幸せなら笑わなきゃ。泣いてしまったウンタクを3人の男はただどうすることもできず、ぼ~っと見つめていた。それでも悲しくて泣くのではないので幸いだった。
 「超幸せだから願いを込めなきゃ」
泣きやんだウンタクがしっかりと手を合わせて目をぎゅっとつぶったまま蝋燭の前で願い事をした。どんな願い事をするのかトッケビにもはっきりと聞こえた。“一緒に映画を観るのが願いなんだな”トッケビがくすっと笑ったが、目を開けたウンタクが何かを言う間もなく、ふぅ~と蝋燭の火を消した。刺さっていた蝋燭がいっぺんにすべて消えた。
ウンタクの前に立っていたトッケビが瞬間、召喚されウンタクの後ろに移動していた。トッケビの瞬間移動に死神とトックァは口をポカンと開けていた。いちいち説明するのも面倒でトッケビは口をつぐむことにした。代わりにウンタクを引き寄せた。
 「お前、なにしてるんだ」
 「え?」
 「映画観に行くんだろ?ポップコーンも食べて。行くぞ。お前の願いを叶えてやる」
ウンタクがウキウキして服を着替えてくると言って、階段を走って上がっていった。
P268
映画館でトッケビがやらかした醜態は言いようのないほどひどいものだった。映画が終わって小腹の空いたお腹を満たそうとサンドウィッチの店に入ってもウンタクはずっとため息をついていた。それほど怖い映画でもなかったのに、トッケビがどれだけ怖がりなのか、ずっとぶるぶる震え叫ぶと、結局ゾンビが登場する場面では持っていたポップコーンを空中に放り投げたり、迷惑千万極まりなかった。
恥ずかしいというウンタクの文句にトッケビは恥ずかしがりながらも、お前は怖くないのかと逆に盗人猛々しいほどだった。注文したサンドウィッチを一人で美味しそうに食べるトッケビにウンタクが一言いった。すでに二つ目だった。
 「それ、かなり高いのに、なんで二つも食べるの?食べ過ぎたら体に悪いわよ」
 「お前、あの時ステーキを何人分か食べたな。体は大丈夫か?」
ああいえばこう言うだ。ウンタクは口を尖らした。
P269
 「私をいつまでいじめたら気が済むの?くれたと思ったらまた奪って。バックすごくかわいかったのに、5百万初めて見たのに、最初からくれなきゃよかったのよ」
 「次からはそうする」
 「くれるのもすごく変だったわ。すぐにいなくなる人みたいに。後で大人になったら使えとか。トックァさんにもカード、死神のおじさんには家。ちょうど望んだものだけ。お別れのプレゼントみたいに」
しないでおいた質問をウンタクはようやくした。あの日本当におかしかった。900年の間願っていた剣を抜く日だったのだから。生まれ変わる気分だったのかと思ってやり過ごしたが、考えれば考えるほど変だった。
ウンタクのするどい質問にトッケビは食べていたサンドウィッチを下ろした。事実だったので返す言葉もなかった。
 「当たりでしょ?別れのプレゼント。おじさん剣を抜いたら出て行こうとしたんでしょ?どうして?」 
 「一度言ったと思うけど。新婦が現れたらもっと遠くに行く準備をしなくちゃならないと」
 「どこへ?ヨーロッパ?カナダ?今もそうなの?今も出て行きたいの?」
聞いたようだった。もっと遠くに行く準備をしなければならないと。初めからどこかに旅立つと言っていた。でも最初に行こうとした所よりももっと遠い所なら、一体どれだけ遠いところに行くというのか、想像もつかなかった。
P270
 「いや。行きたくない。でも新婦が本当に現れたら、その選択は俺の役目ではなくなるんだ」
本当の新婦。その言葉がウンタクにはまた重たく感じられた。自分がトッケビ新婦ではないということ、トッケビが一緒にいてくれるだけでも感謝しなければならない学生ということが心の奥底に響いた。もうトッケビが覆いかぶせて違うと言うから違うのではなく本当に自分も反論できないほどトッケビ新婦ではなかった。剣は依然として見えた。見えるといってトッケビ新婦ではないということが問題だった。
 「あ、そうでしょう・・・一緒に行くの?その本物の新婦と?」
 「手放してくれるか?」
手放してくれるかと聞くトッケビがとても悪い奴に感じた。ウンタクは首を横に振った。
 「いいえ。私は手放さないからおじさんが私を捨てて行って。本物の新婦が現れたら、いえその前に私出て行くから。私がいない時に行って。私が知らないうちに。」
トッケビは気まずかった。ウンタクは剣を抜いたら自分がどこに行くのか知らなかった。だからウンタクが憂鬱な顔をしていても何も言うことができなかった。ウンタクがトッケビ新婦でないようで、今自分がどれだけ安堵しているかウンタクは知る由もなかったのだ。


(つづく)


● COMMENT ●

「보내줄래?ポネジュルレ?」

SAMTAさん こんにちは。

韓国のドラマや歌詞の中では直接「別れる 헤어지다」と言わないで、
婉曲的表現というのでしょうか「手放す 보내다」や「去る  떠나다」
を使うことが多いなぁと感じていました。
その方が寂しさや悲しさが心に響くような気がします。

보내다は他にも「母が息子を軍隊に送り出す」、
「亡くなった人を見送る」など悲しいシチュエーションで
しょっちゅう登場しますね。

だからなのかもしれませんが(ドラマの見すぎ?)、
韓国語のテキストで、普通に小包やメールを送るという意味で「보내다」がでてきても、
条件反射でなんだか心がジ~ンと切なくなるというめんどくさい私です。

ゆひさん こんばんは~♪

>婉曲的表現というのでしょうか「手放す 보내다」や「去る  떠나다」
>を使うことが多いなぁと感じていました。

確かに~言われてみるとそうですね。
私はあまりKーPOPは聞かないのですが
韓国語は「悲しく切ない気持ちを表す言葉」がとても多い
と思います。

蛇足ですが。
M-Netの日本語訳では「行かせてくれるか?」でしたが
この時のコンケビの本心は
「逝かせてくれるか?」だったんでしょうね。


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プロフィール

SAMTA

Author:SAMTA
横浜在住
韓国ドラマ・映画好き
韓国俳優キム・ミョンミンさんの
カンマエに嵌ったのが2009年5月。
それからミョンミン道一筋です☆
韓国語、韓国料理など韓国文化全般に
興味があります。☆

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