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2017-09

韓国ドラマ「トッケビ」小説 コツコツ翻訳6 トッケビ コン・ユの苦悩 - 2017.05.15 Mon


酔っぱらったトッケビ^^

「私何番目の新婦?」にトッケビが「最初で最後の新婦」。
「この剣はお前しか抜けない。」「この剣を抜いてやっと俺が・・・俺がかっこよくなる。今はかっこよくないじゃないか」

「私、あるに一票!」
 「どっちに一票?悲しみか?愛か?」
 「悲しい愛?」



っちいったりこっちいったり忙しいわ。
ウリペウも新映画公開が決まり、コツコツ翻訳しつつそちらも腕をめいっぱい伸ばしております^^;;

さて、コツコツ翻訳、予想以上に「のろまな亀」になっとりますが
4話が終わりました。

ああ、そしてついに詩集「愛の物理学」♪
ドラマではコン・ユの独白で少し出てきますが
あの時のトッケビの心情を読むと、胸にぐぐっと迫りくるものがあります。
なので、その部分を;最後にハングルで残しておこうと思います。

それにしてもなんと「悲しい愛」なんでしょうか。
そして、そうなるしかない運命を誰が見ても誰が読んでも
文句のつけようのないストーリー展開で描き出した作家の筆力は
もう誰も越える事ができないように思います。

牛の刻の光 오시의 햇빛 オシエ ヘッピッ
*牛の刻(午前11時~午後1時)

二人はホテルの近所にあるコンビニを訪れた。暗い夜、明るいコンビニでおにぎりやカップラーメンを選んでおいしく食べた。トッケビはその横で缶ビールをもう一缶開けて飲んだ。そのようにビール2缶の酒量を満たしてしまった彼は、あっと言う間に酔っぱらった。コンビニの陳列台にぶら下がっている、ここからあそこまで、ここにあるもの全部買ってやるというトッケビを止めるのに苦労した。
 「どうやったらビール2缶でそんな風になるの?」
よろよろ歩くトッケビに聞えよがしにウンタクはぶつぶつ言った。ウンタクの懐にはお菓子がいっぱい詰まった袋が抱えられていた。ホテルに再び戻る道、湖水の横を歩いた。ウンタクがバナナ牛乳にストローを刺した。少し甘い牛乳が口の中をとろけさせた。
真夜中なので散歩道には二人だけだった。一介の酔っぱらいになってしまったトッケビにウンタクが帰れとケチをつけた。送っていくと言い張るのはむしろトッケビだった。言ったことのない言葉を発していた。ウンタクはバナナ牛乳をすべて飲んでも訳もなくストローを口にくわえていた。トッケビは酒に酔ったせいで正直になったようだった。前を歩いていた彼が街灯の下にもたれた。




 「私、本当におじさんの新婦?とりあえずでも何でも」
ウンタクには確信が必要だった。何度も聞くウンタクの切迫感をわからないかのように振舞うトッケビが卑怯に感じた。トッケビが柔らかく微笑んで「ああ」と答えた。躊躇なく答える姿が気に入った。ウンタクの表情も一層、安らかになった。
 「じゃあ、私、他の男の人とは付き合えないの?」
ふざけた質問にトッケビはしばし頭が痛いようだった。
 「ものすごく勧めたいとは思わないね」
 「じゃあ、私の3つ目のお願いはどうなるの?アルバイト、叔母の家族、彼氏!」
 「今回の人生でそんなものはできない、期待するな」
 「なんで?」
 「俺が嫌だから」
彼が素面だったら言わない言葉が行き交っていた。ウンタクは街灯ぐらい高く見えるトッケビを見上げた。
 「そんなの可笑しいわよ。おじさん、私のこと好き?」
 「いいや」
 「おじさんの否定は肯定なんだけど」
街灯の明かりの下に立っているトッケビの顔に影ができた。あ、また寂しく見える。トッケビはしょっちゅう寂しく見えてウンタクは気になった。ウンタクに比べればひとつも足りないものがないトッケビなのに、人でもない霊物なのに。しがない女子高生も心配するような顔をした。しきりに自分と重なった。一緒にいても一人でいるように見える。
 「今までどうやって過ごしていたの?何をして?」
 「お前を待ちながら」
 心臓が一瞬どきっとした。“私”を待っていたと。自分だけが誰かを待っていたのではなく、誰かも自分を待っていたと言う。トッケビも、いやトッケビこそ新婦を待ちながら生きてきた。やたらと恥ずかしくなったウンタクがあてこすった。
 「もう、うるさいし」
 「小さい声で言った」
頭を掻きながら言い訳するウンタクが可愛く感じトッケビの口角がふっと上がった。
 「私、何番目の新婦なの?」
P172
何も知らない子供は聞きたいことがたくさんあるようだった。飛ぶこともできるし、憂鬱な時は雨を、気分がいい時は花を咲かせることができるトッケビは答えられる限り最大限答えてやった。トッケビは暗い夜空の下でも綺麗な花盛りのウンタクを見ていた。白い顔が蕎麦の花1本のようだった。
 「最初で最後」
 「最初はそうだとしても、最後はどうしてわかるの?」
 「俺がそう決めたから」
心臓がもう一度ドキリとして心臓が足元まで落ちるのではと心配した。
 「。。。万が一、私が新婦にならないって言ったら、どうなるの?」
 「剣を抜けない。それはお前しかできないんだ」
 「剣?」
 「この剣を抜いてやっと俺が・・・俺がかっこよくなる。今はかっこよくないじゃないか」
ああ、ウンタクはトッケビがなぜトッケビ新婦を待っていたのか理解した。童話の中にしょっちゅう登場する話なのね。「かえるの王子」のかえるが王子に、「美女と野獣」の野獣が王子に。真の愛に出会って本来の姿に戻るというものだった。
だとしたらトッケビはほうきからちゃんとしたトッケビになるの?ほうきが必要な瞬間に抜かなければならない、とウンタクがへへへと笑った。ほうきの話にトッケビの笑いがはじけた。自分が救った子供が会うたびに心地よく、明るく育っていた。助けてよかった、と思うように自分の剣も抜いてくれる新婦にまでなって。
 「お前が知らないからだけど、俺が今この状況で笑ったら、おかしなやつになるんだよ。そうだ。次には抜こう。今日はやめて。今日はただお前と笑って」
笑っても寂しいトッケビの表情にすぐウンタクが提案した。
 「初雪が降ったら?」
 「初雪?」
 「ほうきが必要だから」
初雪が降ったら・・・トッケビがつぶやいた。優しい目が一瞬、瞬きした。夜空の下に二人がいた。


翌日の朝、塀の上に11月の木の枝に似合わない桜の花が満開になった。通り過ぎる人々ごとに初冬に咲いた花を見ながらざわめいた。気分のよいざわめきだった。ウンタクも花を見た。ウンタクの顔にも笑みがほころんだ。
午前中、花が咲いたという噂を伝え聞き、笑うことができなかったのはトッケビだけだったようだ。昼が過ぎてトッケビは二日酔いで痛む頭を押さえていた。記憶もおぼろげだった。バナナ牛乳を飲んだウンタク、あれこれ聞いては笑ったウンタク、初雪が降る日に抜くと明るく答えるウンタク。夜の間の記憶が動くごとに一つずつ思い浮かび、トッケビはさらに頭が痛くなった。
痛む頭で車を運転し彼はウンタクの学校の前まで行った。下校中だったウンタクがトッケビを発見した。サングラスをはめ車に寄りかかった彼はものすごく目立った。コートの裾が翻えると、現れるよく伸びた足に、ハンサムな顔、もう何回も見たので適応したと思ったが、このように見るとまた改めてかっこよかった。ウンタクはすぐにトッケビの元に駆け寄った。
 「・・・俺が昨日、おかしなことはしてないよな」
ハンドルを握ったトッケビが助手席のウンタクをちらっと見て聞いた。
 「覚えてないの?」
 「全部思い出して、混乱した顔に見えないか?」
ウンタクは昨夜のトッケビを思い浮かべて心の中でクスクス笑った。ビール2缶で酔っぱらってはへらへらと笑った彼の顔。
 「酔い覚ましのスープは食べた?」
 「お前はなんで会えば食べる話ばかりするんだ?俺と会う前に食べてくるとかできないのか?」
 「一緒に食べたいから言うんじゃない」
この子は心を見せてくれる時はあけっぴろげに正直に振舞った。トッケビはふふっと笑った。
 「一緒に何を食べたいんだ?牛肉?」
 「牛肉?考えてもみなかったのに、すごくいいアイディアだわ!」

小躍りするウンタクを連れてトッケビは閑寂な道に車を止めた。先に車のドアを開けて降りると、助手席のドアを開けてあげた。誰もいない通りなのに、着いたとドアを開けてくれるトッケビがぎこちなかった。もじもじしていたウンタクが車から降りると、視野がぱっと開けた空だった。
 「あ・・・」
驚いたウンタクの口からため息がもれた。車から降りて立ったところはカナダの静かな通りだった。さっきまでいた韓国ではなかった。ぱっと変わった視界は明らかにカナダだった。
 「紅葉の葉をプレゼントしてくれたお礼」
 「すごい、紅葉の葉を紅葉の国でお返しするなんて。これってもしかして新婚旅行?」
くだらないことを言うなと言うように、再び車に乗れと言うように助手席のドアを開けたトッケビをウンタクは知らないふりをしてすぐ先に立って歩いた。間違った方向に。そっちじゃない、こっちだと言いながら、トッケビは大股で反対の方に歩き出した。ウンタクはちょこちょことその後ろで方向を変えた。いつも後を追うようになる彼の後姿がいつもより寂しくなく見えた。勝手に考えているのかもしれないが、少なくともウンタクの目にはそのように見えて、足取りが浮き立った。
P176
古めかしい絵がかかっているレストランは一目見ても伝統があるように見えた。テーブルの上には上品な花が1本ガラスの花瓶に活けられていて、テーブルに座った人々はそれぞれ幸せな表情で料理を食べていた。ウンタクまで幸せになる気分だった。二人が向かい合って座ったテーブルにもすぐにステーキがでてきた。
 「いただきます。あ、剣だ、剣」
いたずらっぽく、ナイフをひゅうひゅう空中に向けて回すウンタクにトッケビがびっくりしてのけぞった。ウンタクが笑った。
水を一口飲んだトッケビがことさらにドスの効いた声で言った。
 「食べろ。お腹が空いてるんだろ?食べながら俺の話を誤解しないで聞いてくれ。本当に気になることなんだよ」
ステーキを切って口に入れ、モグモグしながらウンタクがうなずいた。何が気になるのかウンタクも気になった。気になるのは主に自分だったからだ。
 「この剣・・・柄の部分に何の絵が描いてある?」
 「まさか、私のこと疑ってるの?」
このおじさんったら、本当に。かっとなったウンタクがナイフをステーキにぶすっと刺した。トッケビは顔色をうかがい、こういうことは慎重にならなければならないと説得した。それが疑いでなければ何なのか。説明を聞くごとにウンタクの気分は傷ついた。初めて会った時から見えた。胸を貫通し白虎が彫刻された大きな剣。
P177
 「ところで、私、おじさん、つまりトッケビについて調べてみたの。でもどれだけ探してみてもその話はないんだけど。その剣で刺された話。どうして刺されたの?自分が?それとも他人?」
 「絶対にそうするはずがないと思っていた人が」
 「「やっぱりすごく辛い話なんだな。ならいいわ。年は?正確に何歳?」
 「939才」
 「ああ。。。もっと辛い話なのね。ごめんなさい。それでも長く生きられたらいいな。年もとらないし、お金もたくさんあって、こんな風に新婦にも出会えて」
笑うウンタクだが、トッケビの表情は不機嫌そうだった。
 「お前は長生きしたいのか?お前だけ止まっていて、すべてが流れていっても?」
ナイフをおろしウンタクがトッケビの目をじっと見た。それが悲しいんだな。だから寂しいんだなと思った。
 「おじさんがいるじゃない」
世の中に自分だけ残されて母がいってしまいウンタクもそのような感情を少しは理解した。
 「おじさんがずっといるから。私は長く生きてもいいと思うんだけど」
トッケビの視線が少し揺れ動いた。ウンタクを見つめる彼のまなざしが深くなった。
P178
 「でもおじさんはすさまじい過去の割にはすごく明るいのね」
時折悲しく見えるがそれでも大体は話もうまいし、とてもよくしてくれた。憎らしいほどに。
二人はレストランを出て噴水のそばを歩いた。噴水の水しぶきが光の下で散らばった。散らばったものが空気中できらめいた。おかげで周辺のすべての時がきらめいていた。
 「約千年だよ。千年も悲しんでいられるか?今は謙虚に運命を受け入れてたくましく生きるしっかりしたトッケビだ」
その言葉にウンタクが笑った。。たくましいと言って自分だけでちゃんと大人になると言った自分の姿をもう一度見るようだった。似かよった姿に二人の距離が縮まった。噴水に近づく二人の歩みがかなり軽くなった。
 「千年万年続く悲しみがどこにある。千年万年続く愛もどこにあるんだ」
 「私、あるに一票!」
 「どっちに一票?悲しみか?愛か?」
 「悲しい愛?」
別段考えもなく言った言葉だったがトッケビは少し驚いた。悲しい、愛。単語が合わさっただけでも心のどこかがちくちくと痛む気分だった。939年を生きながらも悲しみと愛を一緒にしたことはない彼だったが、心にその言葉がぶすっと刺さった。
P179
 「信じられないなら賭けてみる?」
ウンタクの挑発にトッケビが舌打ちした。トッケビが賭けが好きなのをどうやって知ったのだろうか。トッケビについて調べたと言っていたのに、どこまでどれだけ分かったのか。
 「長い間1人で過ごしていたので、さびしがり屋で気分屋で、偏屈で、暗くて湿った所が好きで」
 「良くないことだけ調べたのか?」
 「人間に福も与え。禍も与え、・・・家族を作らない」
精一杯笑っていたウンタクの表情に一瞬影がよぎった。
 「だから私がホテルに放置されたのかなとも思ったし」
 「放置じゃなくて処置だ。お前も少し考えた方がいいと思って」
 「何の考えよ?」
 「嫌ならしなくてもいい。絶対やる必要はない。トッケビ新婦。」
 「わ~聞けば聞くほど、私が嫌だって言ってほしい感じなんだけど?ここまできてなんでそんな話をするの?ああ、私が新婦なのが嫌なのね。じゃなければ他に女がいるの?他の女じゃなくてもお前は好きじゃないから新婦はしなくていい?剣を見る、その剣を抜くだったでしょ。順序が。こっちへちょっと来て。私が新婦かどうか剣を抜いて証明してみるから!かっこよくしてあげようじゃないの!」
大股で近づいたウンタクにトッケビが一歩退いた。ウンタクは自分を拒否するような彼が憎らしかった。昨夜にはもっぱら嫌なことでもないように振舞っていたのに。「おまえ」を待っていたと言ったのに。待っていたのはトッケビ新婦であるだけ。自分は違ったのだろうか。ウンタクは依然として不安だったし、依然として何が彼の本心なのか把握できなかった。トッケビがとても気まぐれなように感じた。
急に現れたトッケビ新婦、運命だからと言ってすぐに好きになることはできないだろうが、それでも・・・。それでも頭ごなしに否定するのでなければいいなと思った。少なくともウンタクはそのように考えた。いじわるな運命に巻き込まれたと言っても他人である彼と、運命で結ばれた瞬間が嫌ではなかった。
 「そこで話をしろ、そこで」
本当にウンタクが剣でも抜こうかと近づくたびに後ずさりしトッケビが叫んだ。いや嬉しかった。
 「金、出てこ~い。 鬼の金棒でた~くさん。」
 「俺がなんで。金棒はない」
 「金棒がないの?なんで?金棒のないトッケビだなんて!」
ウンタクの無視にトッケビが噴水の水を動かし、手に剣を作って見せた。水で作った剣を振り回すとウンタクに水が跳ねた。ウンタクも噴水の水を手で汲んでトッケビに向かって掛けた。しかし素早く消えては現れるを繰り返し超能力を使うトッケビにまともに攻撃を加えるのは並大抵のことではなかった。ウンタクがはあはあ言いながらついて行こうとするが彼はそうは容易く捕まってあげなかった。
P181
 「いいよね。高校生に勝って。高校生に勝とうとしてその能力を使うの?」
 「使ったらだめか?」
 「私は何の能力もないの?おじさんはあれこれ全部できるのに。トッケビ新婦はお化けを見るのが全部?」
最も大きな能力があった。トッケビの剣を抜くことができる唯一の存在なのだから。しかしそれは逆に言えばトッケビの剣を抜く道具としてだけ存在するということを意味することでもあった。ウンタクは依然として知らないことが多く、トッケビは教えてあげられないことが多かった。彼は水しぶきがかかったウンタクの顔をじっと見つめ視線を回した。瞬間、ほろ苦さが滲んだ。

思う存分噴水で水遊びをしたウンタクはちょっと行くところがあると行った。カナダのどこに行く所があるのかと思ったが、ウンタクはちょっとだけ待っていてと、本でも読んで待っていてと、鞄から詩集を取りだすと忽然と消えた。日差しがとても気持ちよい日だった。噴水の近くのベンチに腰掛けトッケビはウンタクがくれた詩集のページを1ページずつゆっくりとめくった。途中途中ウンタクが写して書いた詩の文節もあった。トッケビの口元に笑みが浮かんだ。
<愛の物理学>という詩にしばしトッケビの目が止まった。
 “質量と大きさは体積に比例しない”
P182
最初の文節から読んでいった。その時遠くから「おじさ~ん」と自分を呼ぶ気分の良い声が聞こえてきた。トッケビは視線を回し向かい側を見た。横断歩道の向かい側からウンタクが自分に向かって手を振っていた。自動車の間でウンタクの姿が繰り返し見え隠れした。
信号が青に変わるとウンタクが飛び跳ねるように歩いてきた。一歩、一歩、ウンタクが歩みを踏み出すと、横断歩道の白い線が赤い線に変わった。瞬間驚いた目をしたウンタクはそのまま歩き続けた。レッドカーペットのようだった。トッケビ新婦にお似合いの。魔法のような瞬間をウンタクは渡っていた。

 “質量と大きさは体積に比例しない
  スミレのような小さなあの子が
  花びらのようにひらひら舞うあの子が
  地球よりも大きな質量で私を引っ張る。
 
詩はさらに続いた。トッケビは静かに座ったまま徐々に近づいてくるウンタクに目を合わせることができなかった。詩の文節とウンタクの歩みが重なった。ウンタクは魔法を操るトッケビを見て、明るく、とても明るく笑った。

 “瞬間、私は
  ニュートンのりんごのように
  わけもなく彼女に転がり落ちた
  ドスンと音を立てて、ドスンドスンと音を立てて
 
  心臓が
  空から地まで
  目がくらむような振り子運動を続けていた
  初恋だった“


近づいてくるウンタクがあまりにも輝いていて、今までで一番麗らかだった牛の刻(オシ)の日差しが昇った。*牛の刻(午前11時~午後1時)自然とトッケビの表情が固くなった。彼の時間がとても遅くなり、止まった。世の中が止まった。噴水の水しぶきも次第に空に差し込まれた。目にまぶしいキラキラしたあの子も止まった。トッケビが息を吐いた。再び時間が流れ始めた。
レッドカーペットを作ってくれたトッケビに向かって楽しそうに駆け寄ってきたウンタクは固い表情のトッケビを見て不思議に思った。
 「おじさん?」
何の返事もなかった。目だけ瞬いているトッケビは自分を見ていても見ていないようだった。
P184
 「おじさん、怒ってるの?」
彼のそばに顔を近づけてみても分からなかった。少しホテルに立ち寄っただけなのにトッケビは怖い顔をしていた。ウンタクはもどかしかった。
その時、トッケビは死を決心していた。もう一度、毎回願って念じたが、いざ近づいてくると避けたいと思ったその死を決心した。この子がもっと輝く前に、もっと大切に思う前に、死ななければならないと彼は思った。決心した。消えなければならない。かわいく笑うお前のために俺がしなければならない選択だ。この生を終わらせるということは。

그 순간,도깨비는 죽음을 결심하고 있었다. 다시 한번, 매번 바라고 염원하다, 막상 다가오니 피하고 싶었던 그 죽음을 결심했다. 이 아이가 더 환해지기 전에. 더 소중해지기 전에 죽어야겠다고 그는 생각했다.
결심했다.사라져야겠다.예쁘게 웃는 너를 위해 내가 해야하는 선택이다. 이 생을 끝내는 것은
.


(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)

(つづく)

● COMMENT ●

この回、コン・ユの苦悩だし、トッケビの迷い、自分の気持ちに気づいたこと、初恋だった、そして決心ーーー
だけど、前半部分の酔っ払ったトッケビの発する言葉って、たくさんドキドキ、いっぱい告白だったし、電柱に抱きついたりで二人で可愛かったです。
カナダのレストラン・・・少し未来を見たり… 噴水から剣を出すとこもカッコ良かったし。。。

あの詩集ーーーーいろんな好きなシーン満載の場面をゆっくり読めて幸せ❤❤

このみさん
何度読み返してもこの場面は珠玉ですね☆
かわいくてせつなくて胸キュンキュンします。

「愛の物理学」があまりにもマッチしていて
トッケビの心情をとてもよく表現していましたね☆
また前に戻って見たくなりました。


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Author:SAMTA
横浜在住
韓国ドラマ・映画好き
韓国俳優キム・ミョンミンさんの
カンマエに嵌ったのが2009年5月。
それからミョンミン道一筋です☆
韓国語、韓国料理など韓国文化全般に
興味があります。☆

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