韓国ドラマ「トッケビ」小説 コツコツ翻訳28 忘れないで 기억해
二人の再会シーン
サニーのメッセージが切なくて悲しかったですね(T_T)
ついに15話突入~
初恋、記憶、再会、別れ、生と死、運命
ドラマのキーワードはものすごく普遍的なのに、
ドラマは本当に斬新で飽きることのないストーリーでしたね。
今回の訳でウンタクのセリフの中に、トッケビの口癖を発見して
トッケビがくすっと笑う所があるんですけど
日本語だとピンとこないのでこちらでちょこっと解説^^
알다가도 모르겠다
アルダガド モルゲッタ
わけがわからん
このセリフはもともとトッケビが呟くように言うセリフにあったんですが
今回ウンタクが自覚してないのに、自然と口にした表現なんですね。
알다가도 모르겠거든요.
アルダガド モルゲッコドゥンヨ
わけがわからないんですよ。
ウンタクが言うのを聞いてトッケビは、ちゃんと自分の痕跡がウンタクに
残っているのに気付いてつい嬉しくなちゃったんですね。
トッケビの口癖は他にもあります。
속도 없이
ソクト オプシ
ばかみたいに
とか,何も考えずに
みたいな意味ですが日本語だと、この言葉のニュアンスが伝わりにくいように思います。。。
さすがにこれはウンタクのセリフにはありませんでしたけど(笑)
作家ニム、言葉遊びがほんとお上手~♪
P271
忘れないで 기억해
古本屋の本棚の間でウンタクは力なく座っていた。うまくいくことがなかった。電話をかけてきて話にもならないいちゃもんをつけて食い下がるリスナーに正直に応対しただけなのに、彼の怒りを買ってリスナーの掲示板が炎上した。おかげで協賛会社が広告をすべて下りてしまった。性格の悪いCPはウンタクにすべて責任をとれと大企業の書類を投げるように渡した。大企業の広告を取ってこれなければ解雇だと脅し、ウンタクはあきれ果てた。こんな大企業の広告を急にどうやって取るというのか。
ため息をついて人の気配に横を振り向いた。反対側のコーナーの本棚で分厚い本を取る手が見えた。そしてその隙間から目があったのはあの歴史ドラマの衣装を着た男だった。目が合うのを待っていたかのように彼がにこりと笑って見えた。