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韓国俳優キム・ミョンミンに関するインタビューや記事の日本語翻訳ライブラリー
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V.I.P

冷ややかに強まってくる緊張感「V,I.P」パク・フンジョン監督 by cine21

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前日夜明かした後、憔悴した恰好で明け方窓際を見ているスーツ姿の男性。 そしてその瞬間、事務室で疲れきった顔で仕事をしているまた別の男。 新作(製作映画会社今月・共同制作ペパーミント・アンド・カンパニー・提供/配給、ワーナー・ブラザーズコリア)を準備しながら、パク・フンジョン監督が思い浮かべたイメージだと言われる。 システムの歯車になって自分の意志とは関係のない選択をしなければならない人たちのジレンマはパク・フンジョン監督が長い間注目してきた関心事だった。 容疑者として名指しされた男を置いて韓国、国情院と警察、北朝鮮保安省と米国CIAが入り組んだ<V.I.P.>はパク・フンジョン監督が手掛けしようとする政治と関係のジレンマが最も大幅に拡張された作品と言える。

-国家権力機関の葛藤と衝突を証明する映画を作ることになったきっかけは。

=権力機関の間の利害関係と政治、そこから発生されるジレンマに対する話をしてみたかった。 過去にも国家機関が展開していたことを収拾できず、結局自ら足を引っ張られる事件がしばしばあったし、また組織に属したそれぞれの人が悪いわけではないのに状況によって、結局、選択の余地がないというジレンマに陥ることになる場合が多かった。

-過去の事件なら。

=映画のモチーフになったのはスージー・キム事件(1987年1月、香港で韓国の女性スージー・キムが夫によって殺害されると、国家安全企画部がスージー・キムを北朝鮮工作員と主張して、北朝鮮の工作で操作した事件。-編集者)だ。 この事件はしばらく静かに埋められていたが、10年あまりで、その真相が明らかになった。 このように過去の過ちが現在の時点で再び注目されるとき、その責任を負わなければならないのは過去の関係者ではなく、現在の組織員だ。 直接的な責任はないが、どうであれ問題を解決して収拾しなければならない過程で組織のメンバーはそれぞれどんな選択をすることになるか。 そんな話をしてみたかった。

-韓国で起きた連続殺人事件の容疑者が北朝鮮の主要人物という発想が興味深い。

=韓国社会で誰も勝手に動かすことのできない人物になるには、私たちでありながら、私たちではない存在が必要だった。 韓国においては北朝鮮がそのような存在ではないかと思っていた。 私たちと接していながらも、米国と中国をともに意識せざるを得ない相手だから。 ただ韓国だからこそ可能な設定だったとも思っている。

-容疑者と見られている北朝鮮の'V.I.P.'、キム・クァンイルという人物の表現の水位がとても強い。 この役割に、イ・ジョンソクをキャスティングした理由は。

=言葉そのまま<タイトルロール>だろ。 それで本当に'V.I.P.'という言葉にふさわしい外見を望んだ。 幼い頃から手で一度も土をさわったことがなく、すべての人たちが、自分の足もとにあると考えるような、中世封建領主の一人息子のような感じかな。 イ・ジョンソク俳優の外形が私が思った貴族的なイメージと最も合致する俳優だった。 あまりにも俳優としてリスクが大きいキャラクターのため、最初はキャスティングをちょっとためらったが、むしろ本人がこの役に大きな熱意を見せてくれた。 クァンイルは、北朝鮮で、父親よりも党の序列が高い人以外は奴隷や奉公人扱いをする人物なので、喜怒哀楽の感情を表に出さない。 普段笑う姿がとても魅力的なイ・ジョンソク俳優が、今回の映画ではその笑いの代わりに冷ややかで、無関心な表情を注文した。

-韓国の国情院と警察組織、北朝鮮保安省と米国CIAが登場する。 情報要員たちの間の'政治'が叙事の重要な軸になりそうだ。


=(私がシナリオを書いた)<不当取引>が警察と検察、そして建設マフィアの間の'秩序のない乱れた政治'を取り上げたとすると、<新世界>はやくざたちがネクタイ締めて政治する話だった。 今回の映画ではその舞台がもっと拡張され、国家同士の利害関係による政治に進むことになったようだ。 人間が三人以上集まれば政治をするというではないか。 私は政治が人間の基本的な本能だと思って、それで目に見えないこの政治的な関係のネットワークに持続的に関心が行くようだ。

synopsis
北朝鮮から来たV.I.P.が韓国で起きている連続殺人事件の有力な容疑者として浮かび上がる。 彼の名前はキム・グァンイル(イ・ジョンソク)。特別捜査チームに合流した警察チェ・イド(キム・ミョンミン)は、直感的にクァンイルが犯人だと確信する。 一方、国情院職員パク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)は、対米、対中関係の重要な鍵を握っているクァンイルを警察に先立ち確保しなければならない。 ここにクァンイルを探し、北から下ってきた保安省工作員リ・デボム(パク・ヒスン)の事情も繰り広げられる。


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