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韓国俳優キム・ミョンミンに関するインタビューや記事の日本語翻訳ライブラリー
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페이스메이커:ペースメーカー

国民俳優~アン・ソンギ~安聖基/안성기

アンソンギ2

韓国の人々は彼を国民俳優と呼ぶ。だがその称号は、単に多くの作品に出演したというだけで冠せられたものではなかった。傷つき、引き裂かれた人間の生の営みの中で、常に自分たちと共にいてくれた俳優という。敬意と共感が土台にあったからだと思えてならなかった。それは、彼のフィルモグラフィーをたどってみれば、容易に理解することができる。戦争の惨禍に傷つき、軍事独裁政権のもとで呻吟する人々の声を、それでも陽気にふるまい、自分のことはさておいても隣人に温かい手を差し伸べようとする人々の優しさを、スクリーンの中に映してきた、韓国映画の、その中心にはいつも彼の姿があった。

アン・ソンギ 韓国「国民俳優」の肖像 村山俊夫著(岩波書店)プロローグから抜粋
アンソンギ


末にアン・ソンギさんのこれまでのフィルモグラフィーが約9ページに亘ってずらりと紹介されている
その一番最後、2011のところに「ペースメーカー」とあって下半期公開予定とありました^^ 
4月14日発売ホッカホカの新刊です。

現在ウリペウ キム・ミョンミンさんが一生懸命撮影中の映画「ペースメーカー」にアン・ソンギさんは
マラソンの国家代表監督役で出演されますね。

るぴなすさんちで教えてもらった映画「風吹く良き日」「鯨とり ナドヤカンダ」が6月に横浜でも
上映されるのですが  →日本上映サイト
関連サイトをうろうろしていたら、このような本が発売になったと知って
ポチっとしてしまいました^^



今、ほぼ真ん中ぐらいまで読んだのですが面白いです!
なんかこう、小難しかったらどうしようと思っていたんですけど。
すご~く読みやすいです。著者の村山俊夫さんはアン・ソンギさんとほぼ同い年ですが
アン・ソンギさんと韓国映画への暖かい想いが伝わってくる一冊です。

アン・ソンギさんといえば、ウリソンセンミムも両手放しで「チェゴ!」とおっしゃるくらい、
とにかく韓国でNo1の俳優で人間的にも非常によく出来た方、と何度も聞いていましたし、
ただ漠然と凄い方なんだなあ、という印象だったんですけど。
この本を読み始めて、何がどう凄いのかよくわかりました。

そしてなによりもアン・ソンギという韓国の国民俳優を通して韓国の近代史、映画の歴史をよく
理解することができます。
韓国映画や韓国文化に興味のある方にはお薦めの一冊です。

作者の方の経歴はこれまた面白いんですが、今は京都で韓国語教室をやられていらっしゃるようです。
16年前にアン・ソンギさんの通訳をやられたのが縁でアン・ソンギさんの評伝を書きたいという気持ちが
生まれ、2年半かかって完成したそうです。→村山さんのブログ

70年代から80年代、抑圧された人々の間で、韓国映画がどのように作られてきたのか。
読み進むにつれてなるほど~となります^^

70年代から80年代といえば、日本は高度成長期からバブル経済期へ移行し、すべてが浮かれていた時代ですが、
すぐ隣では軍事政権下、戦火で傷ついた人々が独裁政権から主権を取り戻そうと激動の時代を
必死に生きていたという事実を、私はその頃まったく知らずにただのほほんと生きていたワケです。
(今思うと、毎週金曜日は六本木のディスコに通い、タクシーで午前様というとんでもない?不良娘でした(^^ゞ)
 

何かの縁でこのように韓国の一人の俳優を好きになって韓国の文化に興味を持つなどということは
夢にも思っていませんでしたが
「韓流ブーム」という一見バブルのような社会現象も根っこのところではきっと両国の遠い歴史(ご先祖様)が
呼び起こしてくれたチャンスなのではないかと思います。


あは、なんか堅苦しくなっちゃたかな

とにかくこのようなすばらしい俳優さんと共演するウリペウ ミョンたん。
アン・ソンギさんの背中を見ながらまた一皮むけた演技を見せてくれるものと期待します

あ、今はテジョンのある大学で日曜日まで撮影だとありました。
あるファンの方のダンナさんがそこの大学で働いてらして

夫「キム・ミョンミン 今何撮ってるの?」
妻「ペースメーカーだけど、なんで?」 
夫「ふ~ん。なんか明日から日曜までうちの大学で撮影するらしいよ」
妻「へ~、そう?」
夫「一回行ってみる?」
妻「いいわよ~。行ってどうするのよ」

といいつつも、内心行く気満々になったそうで そりゃそうだ。

今頃見学に行かれたのでしょうか。

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