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2017-08

レビュー<V,I,P>残酷な男の血の交響曲(-.-) - 2017.08.19 Sat

予告

んだか、来週の公開後どんな評があふれ出るのか心配になってきました。
私は結局「悪魔を見た」を見なかったんだよねえ。得意じゃないから・・・あんまり(*_*)

ところで来週末は舞台挨拶がソウルとスウォンであってミョンミンさんも含め4人揃って出席されるようですね。
すでに売り切れた映画館もあるとのことで・・・
関心は相当高いようです(^_-)-☆

噂になった宴に食べる物がないという言葉がある。 しかし、超豪華キャスティングで話題を集めている映画<V,I,P>(監督パク・フンジョン)には通じない話だ。

明確に食べる物の数は多い。 チャン・ドンゴン、キム・ミョンミン、イ・ジョンソク、パク・ヒスンなど最高の俳優たちの演技対決、大規模な製作費が投入されて作り出した華やかな見物、天賦的な語り手であるパク・フンジョン監督が創り出した興味深いストーリーなど、目がいく要素が満ちている。 しかし、食べ物の味に対する評価は人の好みによって好き嫌いが分かれるようだ。

映画<V,I,P>は国情院とCIAの企画で、北朝鮮から来たVIPが連続殺人事件の容疑者として目された状況で、これを隠蔽しようとする者、利用しようとする者、必ず手にしようとする者、復讐しようとする者など、互いに異なる目的を持った人々の話を扱った犯罪物。

話の出発は魅力的だ。 企画に亡命したVIPキム・グァンイル(イ・ジョンソク)が、連続殺人犯という設定は、好奇心をまともに刺激する。 ここに企画亡命を主導した国家情報院職員パク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)、キム・グァンイルを得ようとする熱血刑事チェ・イド(キム・ミョンミン)、キム・グァンイルに復讐しようとする北朝鮮工作員リ・デボム(パク・ヒスン)が複雑に絡みながら、一寸も緊張を解せないオスの戦争が繰り広げられる。

4人の俳優のカリスマ対決が観客の目をスクリーンに固定させる中で最も目を引く人物はやはり明るい少年の顔をした連続殺人犯キム・グァンイルを演じたイ・ジョンソク。純粋な少年と残虐なる悪魔の顔を行き来しながら破格的な演技変身を試みる。 チャン・ドンゴンとキム・ミョンミン、パク・ヒスンは期待通り、自分がしなければならない役目を確実にする。 マルチキャスティング映画に合わせて度を過ぎないように緩急の調節をし、熱演を繰り広げている。

しかし、俳優たちの間にケミストリ(化学作用)を見ることができないのが最も大きな惜しい点だ。 今までパク・フンジョン監督の前作で最も大きな魅力とされたのは人物同士のケミストリーだった。 <新世界>でイ・ジョンジェ、ファン・ジョンミンのブロメンス、<テホ>でチョン・マンドク(チェ・ミンシク)と虎の連帯感は感動を倍加しながら、深い余韻まで観客たちに与えた。

しかし、<V,I,P>はお互いに立場が全く違うあなたの男たちの対決があらすじであるに人物間の情緒的なつながりが全くない。 人物についての詳しい説明も自制される、観客が感情を移入する空間がない。 目標点に向かって全力疾走をする4人の男の姿は終始緊張感を与えるが、終盤を超えれば、疲れている。 結末も可能性があることよりも作為的な感じが強い。

<V,I,P>で必ず押さえて越えなければならない部分は残酷性だ。 映画序盤、キム・クァンイルの仲間が女性を拉致して殺人する場面はキム・グァンイルのキャラクターに対する憤りを巻き起こした装置と見えるが、水位がそんなにまで強い必要があったのかは疑問だ。 パク・フンジョン監督が映画<悪魔を見た>のシナリオを書いた人ということを改めて気付かせてくれる。 最近、社会的に熱い話題となった「女性嫌悪に関する議論」を再び起こすだけだ。

<V,I,P>は明確に華やかな見ものと娯楽的楽しさを備えた夏用のブロックバスターだ。 しかし、口は楽しいけど健康によくないファーストフードが連想される。 口を楽しませる味と精神的健康の中で何を選択するかは、観客たちの役割だ。 23日封切り。青少年観覧不可。


女性嫌悪に関する論議:フェミニズムでいうところの女性嫌悪は(misogyny)を翻訳した表現。ミソジニという女性に対する根深い偏見、女性という理由だけで烙印を押したり、男性よりも劣等な存在とみなす考えなどを意味する。

くわしくは知らないのですが、記事を辿ると昨年夏?ぐらいからある女性の強姦未遂殺人事件を契機にこの議論が沸き起こっているようです。(犯行の動機がただ相手が女だから?)
監督は当然ご存じでしょうね。そういうこともあってあえてこのような(って見てないけど^^;;;)記者の方々が不快に思う表現を使われたということなのか。。。そうなるとそういう話に敏感な女性はまず見ないだろうしな。
というより映画の焦点はそこじゃないと思うんですけどねえ・・・

Magazine M インタビュー動画「動物に例えると?」 - 2017.08.19 Sat



パク・ジェホン 하마 ハマ =カバ
チェ・イド   호랑이 ホランイ=虎 猛獣みたいな感じなので
リ・デボム   표범 ピョボム=ひょう
キム・グァンイル なぜかミョンミンさんが「グレムリン」を推薦(笑)

ジョンソク君がひとしきりグレムリンに似ている理由を説明した後
先輩が「グレムリン 知ってるか?」と聞かれ
ジョンソク君「よく知りません」
(一同爆笑)
 kuremurin.jpg

マガジンM インタビュー訳「新世界のシナリオを蹴った男」と言われている(笑) - 2017.08.18 Fri

マガジンM3_500

ええ~「新世界」のオファー断ってたの!?
ももも~ったいない~!
なんてことを。
それで「俺のシナリオ蹴っただろ」っていまだに言われてるんだ。
オモロイ。
どの役でオファーされたのかなあ・・・・・

それにしても映画は小規模なのがいいんだね。
とにかく「人間」にフォーカスされた映画。
とことん、そういう俳優さんなんだなあ・・・・・


あ、、多重人格者のお話しが早く実現しますように☆

最後の瞬間まで無惨に蹂躙されて死んでいった女性たち。その残酷な殺人事件の容疑者として一人の青年が容疑者とみなされる。 彼は国情院とCIAへ連れてきた、北朝鮮高位幹部の息子キム・グァンイル(イ・ジョンソク)だ。 いわゆる、国情院が監視するV.I.P.だ。 この企画亡命を主導した国情院要員パク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)の立場では絶対犯人になってはならない者だ。 反対側にはクァンイルを捕えて'大きな物'を上げなければならない警察チェ・イド(キム・ミョンミン)がいる。 ここに、執拗にクァンイルを追う北朝鮮要員リ・デボム(パク・ヒスン)が加わる。

国家機関の利害関係が衝突する'状況'の中に、いやおうなく巻き込まれた個々人の疲労。パク・フンジョン監督が脚本・演出した犯罪映画<V.I.P.>(8月23日公開、(以下<V,I,P>)は、そんな職業的・道徳的ジレンマの間で苦悩する男たちの憔悴しきった顔で出発した。 "青少年観覧不可等級らしく、ドライで冷たい大人たちの映画"というのが、パク監督の言葉。<新世界>(2013)のイ・ジョンジェとファン・ジョンミン、'テホ'(2015)のチェ・ミンシクに続き、<V,I,P>の顔になった4人の俳優がmagazine Mを訪れた。

火のようでもあり、時には氷のようでもある、最後まで自分の信念を曲げることを知らない人物。キム・ミョンミン(45)がたびたび演技してきた役割だ。 まっすぐに鍛えた刃から感じられる明快な機運。それはキム・ミョンミンと<V,I,P>の熱血警察チェ・イドに感じた第一印象でもあった。

―パク・フンジョン監督との初の作業だ。 その始まりが気になる。

"パク監督に長文でキャスティングの提案を受けた。 今までは私一人でストーリーを率いていく作品が多かったが、様々な人物が一つの話に釣り合いように混じる構成がとても魅力的だった。 他の3人の俳優と荷物を分けあえることができて良かったし(笑)。唯一の欠点は一緒に演技する場面がほとんどなかったことだ。 撮影現場で一緒にお酒一杯でも傾ければと思ったが、それができなくて寂しかった(笑)。"

―おそらくパク監督がずいぶん前から目をつけていた俳優だからではないだろうか。

"パク監督の前作<新世界>も出演の提案を受けたことがあるが、残念にも固辞しなければならなかった。 パク監督は依然として私が自分のシナリオを'蹴った'と冷やかすけど(笑)。私よりはるかに優れた俳優たちと立派な作品を作ったのを見ながら、いつかはパク監督と一緒に作業してみたいと思った。 男性ノワールジャンルでは独歩的な演出者だ。"

―イドは犯人を逮捕するためなら水も火もいとわない猛烈な警察官だ。 それほど確固で、まっすぐな芯を持っている。

"不正警察ではなく、自分の本分を一生懸命に尽くそうとした人だ。 従来の法秩序に縛り付けられず、野獣のように目標に向かって突進するキャラクターだろう。 とても独断的で火のような性格を持っているが、決定的瞬間に一人で(誰も請け負わないことを)自ら請け負うすっきりした面もある。 少なくとも4主人公のうち最も率直な存在ではないか。"

―警察と国情院など国家組織の複雑な権力争いの中心に立った人物でもある。 職業的な専門性を生かすために苦心したようだが。

"以前にも警察官の役をたびたび務めたので特別に用意したものはなかった。 <無防備都市>(2008、イ・サンギ監督)の時はソウル警察庁広域捜査隊に付きまとったし、<鏡の中へ>(2003、キム・ソンホ監督)ではしばらく、瑞草警察署に出勤したこともあるから。 ただ、<公共の敵>(2002、カン・ウソク監督)のカン・チョルジュン刑事とイメージが重ならないかと心配したりもした。 すごく過度でもなく、平凡でもない警察キャラクターを演技することが本当に難しい~。"


―チャン・ドンゴン、パク・ヒスン、イ・ジョンソクなど3人の俳優との初の作業はどうだったか。

"ドンゴンさんは覚えていないが(笑)、20年前に一緒に演技した経緯がある。 TVドラマ「モデル」(1997、SBS)で、彼の運転手の役で端役出演したんだ。 無名時代に憧れたトップスターと演技するなんて、改めてわくわくしたよ(笑)。母に「ドンゴンさんと一緒に演技する」と言ったら、「お前は本当に成功した」と喜んだ。 ヒスン先輩は大学の同窓(ソウル芸術大学演劇科)の先輩でもあって、いつも一緒に演技することを期待してきた。 だけど<V,I,P>の次期作<ムルグェ>(来年公開予定、ホ・ジョンホ監督)まで相次いで一緒に演じることができて光栄だ。 人柄と才能を持った、'できた人'だと言える。 末っ子のジョンソクは、その年齢に合わない真剣な姿勢が目立った。 重要な演技を控えて先輩たちに意見を求めて細心に研究する姿がとてもかわいかった。"


―パク監督の前作<新世界>を基点に、最近数年間、数人の男性キャラクターを中心としたノワール映画が数多く制作された。 <V,I,P>はある面で特別だと思うか。

"'ノワール'と言えば通常、組織暴力団が連想されるが、<V,I,P>で彼らの姿を見ることはできない。 代わり、南北の政治関係など国内の現状を多分に反映した点が目につく。 いわゆる'高級になった'ノワールというか(笑)。"

―、最近になってコミック時代劇、ハパニック映画、怪物ものなどの様々なジャンルで足を広げている。 今後の挑戦したいジャンルがあれば。

"多重人格障害を扱ったスリラーに出演したい。 ハリウッド映画に多いが、韓国映画はあまりなかったから。 一時は多様で独特なジャンル映画が多かったが、時間が経つほど典型的な商業映画として画一化されるようで残念だ。 前作<一日>(6月15日公開、チョ・ソンホ監督)のように、中・低予算規模の映画に出演する機会が多かったらいいと思う。 装置もCGもないが、俳優の演技を見る楽しみがあるからだ。 大型商業映画も重要だが、'隙間'の大切さを逃してはならない。"


―いつのまにかデビュー20年が過ぎた。 演技しながら、依然として宿題として残っている部分があるのか。

"たまに'演技とは果たして何だろうか'という命題を自ら投げたりする。 '演技をすれば演技なのか、演技をしないのが演技か?'あるいは'果たして演技をジャンルに分けることができるだろうか'など。答えはないが、私に演技とはどんな技術や学問というより、私がやってきたキャラクターに充実でいようとする努力に近い。 そんな風に接近すると一段と演技するのが容易いよ(笑)。"

―次の作品は、時代劇の怪獣映画<ムルグェ>、時代劇アクションコメディー<朝鮮名探偵3>(仮題、キム・ソギュン監督)だ。 それぞれの作品にかける期待があれば。

"<ムルグェ>はCGで完成される怪物が最も期待される。 撮影現場になかった怪物がスクリーンの中でぞっとするように見えるには、何より役者たちのリアルなリアクションが重要だった。 <朝鮮名探偵>シリーズ(2011~)は前作を通じて重くざらざらしたイメージを得た自分と、観客とを身近につないでくれた有難いシリーズだ。 「前編ほど面白い続編はない」というが、名実共に韓国の代表的なシリーズとして位置づけられるように尽力している。 もう肩の荷が重い(笑)。"


レビュー<V,I,P>昔ながらの趣き減らし、現実性加えた新ノワール - 2017.08.18 Fri

VVVV_500.jpg

ビューの中で「5つのチャプターで構成されてる」っていうのがあって
それが個人的には興味津々。
それと試写会のインタビューだったかな?
皆さん「シナリオよりも映画がはるかに面白かった」っておっしゃってましたね☆
これ読むとものすごく期待できるのだ~

不評なレビューは訳さないもんね・・・感じ悪いから(笑)


パク・フンジョン監督が犯罪物の幅をさらに育てた。

<不当取引>脚本、<新世界>演出のパク・フンジョン監督が新たに披露する野心作<V,I,P>は国情院とCIAの企画で、北朝鮮から来たVIPが連続殺人事件の容疑者として目された状況で、これを隠蔽しようとする者、必ず手にしようとする者、復讐しようとする者、お互いに異なる目的を持った4人の男の話を扱った犯罪映画。

この映画は韓国で初めて'企画亡命'を水面上に引き出した。 今は聞き慣れない単語かも知れないが、冷戦時代だった80~90年初めまではよくあることだった。 このように分断国家という特性を活用したおかげで、犯罪物と言えば当然登場しそうな組織暴力団が一人も登場せず、新鮮だ。

特にプロローグ、容疑者、攻防、北朝鮮から来た貴賓VIP、エピローグなど5つのチャプターに分けたままドラマが流れて事件日誌を見ているような楽しみを与える。 事件の後日談を見ているようだ。 開始をプロローグで開き、好奇心を刺激するなら、最後のエピローグでは痛快なカタルシスを提供する。 説明しなければならない情報が多い作品の中、このようなチャプター構成は、情報を効果的に伝達する役割をする。

国情院要員'パク・ジェヒョク'(チャン・ドンゴン)、警察庁刑事'チェ・イド'(キム・ミョンミン)、工作員'リ・デボム'(パク・ヒスン)がVIP'キム・グァンイル'(イ・ジョンソク)をめぐって繰り広げる執拗な攻防戦が<V,I,P>の核心だ。 三人がそれぞれ異なる目的で一人を追うという設定はかなり興味深い。 機関が機能しなくなるときに発生するジレンマは今後の展開を予測不可能にしながら、劇に陥るようにするためだ。

何より<V,I,P>'が魅力的なのは4人の俳優が一シーンで一緒になったことはほとんどなかったにもかかわらず、それぞれの人物が最初から最後まで妙に結びついているという点だ。 パク・フンジョン監督は<新世界>に続いて今回の作品でも人物間の関係をうまく活用した。 これらの関に存在する緊張感は没入度を高めるのに一役買う。

また、頼もしいのは、キム・ミョンミンの悪辣な演技だ。 悪口、タバコを口にくわえた刑事そのものに生まれ変わったキム・ミョンミンは3人のキャラクターと対面する度に異なる色を見せてくれて目を惹きつける。 チャン・ドンゴンは理性的で冷徹な姿を、パク・ヒスンは、カリスマにあふれる姿をよく表現した。

タイトルロールであるVIP'キム・グァンイル'に扮したイ・ジョンソクは歴代級の変身を図った。 生涯初めて悪役に挑戦したもの。ところが、既存の悪役たちとは違って、少年らしく、優雅に接近し、イ・ジョンソク印の悪役を完成させた。 さらに、彼が何事もないように、にっこりと笑う時、憤怒が跳ね上がる。 先輩たちが口をそろえて称賛した理由を十分に知ることができる。

ただ、青少年観覧不可等級であるだけに人が死ぬという過程や、死んだ姿は凄惨なほどリアルで不便に感じるようになる。 女性を相手にする犯罪の細密な描写は顔をしかめたりもする。

それでも最初から最後まで重い雰囲気で埋めなかった。 中間、中間、クスっと笑わせる会話は、雰囲気の転換をさせているが、これは神の一手だ。 それだけでなく、モーグ監督の音楽は<V,I,P>でも断然光る。 音楽で映画の魅力がさらに復活した。

このようにパク・フンジョン監督はもう一つのフェルメール犯罪物を誕生させた。 もちろん、格好良く力を入れたスタイリッシュなノワールを期待した観客らには惜しさが残ることもある。 国家機関間の政治争いであるため、<新世界>のように洗練美はない。代わりに事実性に基盤を置き、普通の犯罪物とははっきり差別性を帯びている。


[レビュー]<V,I,P>MVPキム・ミョンミンXサイコパス イ・ジョンソクを輝かせたパク・フンジョンの「「関係哲学」 - 2017.08.18 Fri

1501251614.jpg
映画のパンフレット(クリックで拡大します)

くつかのレビューにざざ~っと目を通したんですが・・・

うむむむ・・・・

好き嫌いで別れるのか・・・・
好評、不評が半々って感じ。

こちらは好評レビュー(^^ゞ

パク・フンジョン監督に対する期待感があまりにも大きいからなのか。
前作の「新世界」の続きみたいなものを期待していたのか。
でもおんなじような映画撮ったら撮ったで進歩ないって言うくせに(笑)
ひとそれぞれ感性が違うしね。

まあ最終的に決めるのは観客ですから。

それと、かなり殺人現場はかなり残忍らしいので、見る方は心して見てください^^;;


レビュー<V,I,P>MVPキム・ミョンミンXサイコパス イ・ジョンソクを輝かせたパク・フンジョンの「関係哲学」

映画<V,I,P>が16日、ソウルCGV龍山アイパークモールで開かれたマスコミ配給の試写会を通じて先行公開された。
<V,I,P>は国情院とCIAの企画で、北朝鮮から来たVIPが連続殺人事件の容疑者として目された状況で、これを隠蔽しようとする者、必ず手にしようとする者、復讐しようとする者、お互いに異なる目的を持った4人の男の話を扱った犯罪映画。

<不当取引><新世界>で警察、検察、犯罪集団の隠密な取り引きと権力間の暗闘を息の詰まるように描いたパク・フンジョン監督は<V,I,P>で世界観を拡張させ、分断国家の特殊性の中で、国家間の利害関係と政治を扱った。 映画史上初めて「企画亡命」を素材にして1980~1990年代まで当てはまった概念を水面上に取り出した。

<V,I,P>は、北朝鮮から来たVIPキム・グァンイル(イ・ジョンソク)をめぐり、彼を確保しようとする国情院、警察庁、保安省、CIAの対立、張り詰めた緊張感やスリルを見せる。 その代表者に、国情院要員パク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)、警察庁刑事チェ・イド(キム・ミョンミン)、保安省工作員リ・デボム(パク・ヒスン)はそれぞれの隠蔽、逮捕、復讐を目的に各自の欲望の中で絡み合っている。

その他の映画達が事件によって展開されるなら、パク・フンジョン監督の映画は「ケミ」自体で展開が可能であることを見せてくれる。 個別組織の構成員が一つの事件を中心にもつれること自体で巧みなストーリーテリングが完成されるためだ。<V,I,P>は「状況」に止まりそうな設定でテンションを引き出し、ドラマの全般的な雰囲気を形成する。

映画で'ケミ'が主流になるには、俳優たちの演技力にも相当部分依存するしかないが、<V,I,P>には、演技の穴(欠点)がない。 チャン・ドンゴンは、VIPクァンイルの存在を隠ぺいしようとする国情院要員パク・ジェヒョクの保守的で冷徹さからジレンマに直面した後、鬼に変貌する過程を様々な試みで伝えている。

<V,I,P>のMVPはキム・ミョンミンだ。 キム・ミョンミンは警察チェ・イドに扮し、精力的に爆発的エネルギーで捜査を進める。 毎作品ごとにメソッド演技を誇ってきたキム・ミョンミンは今回の映画でタバコと悪口を手放さない狂ったほどの執念の情熱キャラクターを誕生させた。 保安省工作員リ・デボム役のパク・ヒスンは、比重が期待ほど多い方ではないが、ひたすらクァンイルに対する復讐を計画し、殺気立った目つきとカリスマで強烈な存在感を見せつけている。

何より、事件の中心となる北朝鮮から来たVIPクァンイルの消化が重要だが、イ・ジョンソクの初の悪役変身は無理ない。 北朝鮮の高官の息子であるだけに、こざっぱりした外見に凶悪な表情が読めない人物でなければならなかった。 そんな部分でイ・ジョンソクは、これまでの清涼なイメージを変奏させて笑いを浮かべたサイコパスでキャラクターを完成、冷ややかさを追求した。

<V,I,P>のメリットは、これまでの犯罪映画とは他の木目がある。 アクションと視覚的速度感に追われるよりすでに捕まっているVIPクァンイルをみんなが鋭意注視する中、乾いて冷たい雰囲気で人物たちが時空間を行き来しながら熱く神経戦を繰り広げている。 この執拗な攻防戦を通じてパク・フンジョン監督は、国家機関の弱みと弊害を皮肉っている。

今回もパク・フンジョン監督のストーリーテーリングは、息が詰まるように目が詰まっていて予測不可能だ。 その中には、社会的メッセージが生きている。




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プロフィール

SAMTA

Author:SAMTA
横浜在住
韓国ドラマ・映画好き
韓国俳優キム・ミョンミンさんの
カンマエに嵌ったのが2009年5月。
それからミョンミン道一筋です☆
韓国語、韓国料理など韓国文化全般に
興味があります。☆

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