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항아리 hangari はんあり

韓国俳優キム・ミョンミンに関するインタビューや記事の日本語翻訳ライブラリー
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파괴사破壊された男

揺るぎない信念から生まれる言葉★VOGUE翻訳★

VOGUE1.jpg VOGUE7月号 スターインタビュー

っています。同じ俳優同士でも俳優も人間なのにあまりにもやりすぎではないか。
そう言いました。ですがそれは個人の価値観の問題です。なぜ俳優をやるのですか?
成功するため?有名になるため?私は自分の満足のためにします。
私は自分との戦いに勝たなければなりません。その成就感とやりがいが私のパワーの源です。
ルーゲリック役もそのような病気の映画を作ろうとした制作会社が問題であり、
その役柄を命を掛けてやりとげた俳優の問題ではありません。
目の前に置かれた課題をやりとげることが純粋な私の仕事です。
それを越えられなければ次の私はいないのですから。”
 by キム・ミョンミン
(インタビュー中 抜粋)


何度も読んで、言葉を吟味しながら訳し終えた今、頭が正直疲労困憊です。
確かにこういった雑誌の文章は日本でもそうですが、速報のニュースとは違って
文章が廻りくどかったり、(私にとっては)高度な表現を使ったりしているという
せいもありますが、ミョンミンさんの言葉の強さに参りました。(ま初めてではないですけど^^;)
しゃべっている時の語気の強さまでが伝わってくるインタビュー。

彼のインタビューで衝撃を受けたのは、「私の愛 私のそばに」のCINE21
「俳優は人であってはならない」が最初でした。(かめブログの最初の記事としてアップしたぐらい
記憶に残る名インタビュー^^)
あの時のインタビューから1年もたっていないけど、ものすごい時間が経過したようにも思えて、
キム・ミョンミンさん自身さらに何か悟りを開いたような気配さえ感じられます。
万が一、韓国俳優連盟(ってあるか知りませんが)を敵に回しても決してこのポリシィは
変わることがないんだろうなあ・・・
そんなことあるわけないですけどね


彼にとって演じることが課題であるなら、
私にとっては「キム・ミョンミン」彼そのものが課題のようです。



SAMTA「ふぅ~。すごいなあ。映画の制作者の問題だって言いきるなんて。
いつものように強くて単純明快ですね。」
ソンセンニム「ふん。この人、表面的には単純そうに見せているけど、中身は
かなり複雑かもしれないですね。人間ってそういうものでしょ。^^」



ああ、ミョンミン道のゴールは果てしなく遠い・・・

※長文ですが、「詳細は雑誌を見てください。」とありましたのでまだ続きがあるのかな。
それからオム・ギジュン君のインタビュー部分は別途・・・余力があれば・・・^^;


創られた男

新しい映画<破壊された男>でキム・ミョンミンは傷だらけなままでもスタミナがあふれ、
息が詰まるような激しい表情演技を見せてくれる。
そして熱いキム・ミョンミンの隣で冷たいオム・ギジュンがスリラーの鋭敏な温度を合わせている。

キム・ミョンミンは毎回自らを破壊し、新たに創りだした。

彼は、人々が自分を「演技本座」と言うことを嫌がり、自分を“セレブリティ”だと言えば、
怒りだすかもしれない。(彼はファッションショー会場やTVのバラエティショーのスタジオに
近づいたことがない。*出演したことがないの意味* )キム・ミョンミンは自分を“仕事をする俳優”
だと思っている。破壊されて苦痛の地獄と創造の快楽を果てしなく繰り返す“仕事をする俳優”。
キム・ミョンミンが歩いて入ってきた。約束の時間57分前だった。ワールドカップシーズンに
ふさわしい赤いTシャツを着た健康な姿だった。
私たちは毎回こんな感じで“サプライズ”のように会った。彼がドラマ<白い巨塔>のセット場で
かっこいい黒のスーツを着て天才医師を演じた時はスタジオ内の食堂で同じ食事をとりながら、
おしゃべりをして(<不滅の李舜臣>を撮影した時は飢えて部下達が海の上のパンに見えた)
ワインバーで彼が梨泰院(イテウォン)のスキーウェアショップでアルバイトの販売員として仕事を
した時の話も聞いた。(お客さんは親切なミョンミンさんに押し寄せたためにひと月で彼の給料は
正社員の倍を超えた。)手術中の覚醒を素材とした<リターン>という映画を撮影した後には
清潭洞(チョンダムドン)の地下ギャラリーでこっそり手術台を設置して興味深い医療パフォー
マンスを繰り広げたこともあった。(おなかにチェリーをのせた女性モデルと一緒に。)
キム・ミョンミンはいつも自信とエネルギーにあふれ、意思表示が明瞭だったし、ユーモラスだった。

昨年の夏、52kgの骸骨のような身体で現われた時だけは除いて。彼は自分が死んでこそ映画が
終わるというメソッド演技の精神的理論を時間の流れに従って身体で実験し、その結果、
彼の肉体を深刻に破壊させた。ルーゲリック患者になった彼の臓器機能が止まる直前、映画の
撮影が終わり、キム・ミョンミンは情緒的にも深刻な荒れた状態を経験した。
(彼はこの映画で2009年青龍映画祭でソン・ガンホ、キム・ユシク、チャン・ドンゴン、
ハ・ジョンウを制し、主演男優賞を受賞した。)
これは愛が深まれば深まるほど舌と身体は固くなる“映画”のようなドキュメンタリーであり、
同時に一人の俳優が映画のためにどうやって自分を犠牲にするのか(話すことも、身体を動かす
こともできないところまで)を見せてくれた生々しい本物のドラマだった。当時私は目を閉じて
白い棺の中に入ったキム・ミョンミンを撮影し、“死んでこそ生きる男”というコピーをぶらさげた。
彼の首はすごく細かった。私は大きなスクリーンで彼を見ながら涙を流した。

2009Vogue1.jpg

“今は何キロくらいですか?”“66kgです。ちょうどいい体重ですよ。”彼は午前にOralBの歯ブラシ
広告撮影を終えて、すがすがしい笑みを見せた。“良かったです!14kg太られたんですね!”
担当医師のように私が言った。今までキム・ミョンミンは主に健康と生命と公益分野に関連した
信頼度の高い広告モデルとして活躍した。“損害保険と国際電話、車両安全と健康食品のような
ものでしょ”と彼が冗談っぽく言った。
“広告主も私の健康を心配されました。<私の愛 私のそばに>を終えて撮った広告が最近まで
流れたんですよ。”TV広告の中でキム・ミョンミンは若干病弱に見え、気の毒に見えた。
ある健康食品会社は“紅参(ホンサム)とともにキム・ミョンミンが回復した。”という
コンセプトで広告を流したりもした。“すべてが私の回復にフォーカスが当たっていたという
ことでしょう。そして私は今完全に回復しました”と彼がポパイのように筋肉を自慢して見せた。

過ぎたことだが、これは映画俳優たちに論争を引き起こした。俳優がそんなに酷使されても
良いのか、過度な俳優の精神が大衆に尊敬を超えて恐怖を与えるのではないか、等々。
“知っています。同じ俳優同士でも俳優も人間なのにあまりにもやりすぎではないか。
そう言いました。ですがそれは個人の価値観の問題です。なぜ俳優をやるのですか?
成功するため?有名になるため?私は自分の満足のためにします。私は自分との戦いに勝た
なければなりません。その成就感とやりがいが私のパワーの源です。ルーゲリック病役も
そのような病気の映画を作ろうとした制作会社が問題であり、その役柄を命を掛けてやりとげた
俳優の問題ではありません。目の前に置かれた課題をやりとげることが純粋な私の仕事です。
それを越えられなければ次の私はいないのですから。”
キム・ミョンミンは確信に満ちて語った。
それは彼の名誉に関する話だった。彼は最善を尽くし、それで終わった。
“どんな映画でもこの(自分との)戦いで勝ちぬいてこそ次の戦いで勝つのです。”
そうだ。戦いが終われば次の戦いが待っている!

今回の戦いは娘を奪った誘拐犯との戦いだ。<破壊された男>のティーザーポスターがインター
ネットで上がった日から、私は安堵のため息をついた。新しい映画の中で彼は傷だらけなままでも
スタミナがあふれて見えたし、細胞の一つ一つまで感情で高揚し、裂けるような表情演技を見せて
くれた。一言で彼は丁度いいぐらいに回復した。私は彼に、いつももっと強い刺激を求めるのでは
ないかと聞いた。まるで毎年新しい記録が更新されるのを望むオリンピック選手のように自らが
さらに高い演技的目標を立てて棒高跳びをするのではないか。
“いいえ。私はマゾヒストではありません。変態でもないですし。”

しかし昨日まで彼が創造した人物たちを思い浮かべてごらんなさい!神々しい戦争の英雄、死んで
いく天才医師、暴言を乱発する変わった指揮者、愛に墜ちるルーゲリック患者・・・
彼が創りだした人物のスケールはすごく巨大で重々しいし、その運命はすごく美しく哀れでまるで
苦痛と救いを扱った文学作品を見ているようだ。いつだったか、自分の体を破壊した後再び再生する
キム・ミョンミンの演技過程がTVドキュメンタリーで放映されたことがあったのだが、
そのタイトルも<その人はそこにいなかった*キム・ミョンミンはそこにいなかった*>だった。
いずれにせよ彼の演技は見る人々にも高度の集中と畏敬の念を求める。

“創造作業はいつも苦痛です。一人の人間としてやり遂げるのが大変です。すごく手に余ります。”
“その創造のレールの上から降りたいと思わないんですか?”と私がそっと聞いてみた。
“いいえ。その創造の作業が私を生かしてくれるんです。それは一番最初のときめきを与えてくれます。
シナリオが近づいてくる瞬間をご存じでしょ?”彼が虚空に向かって暖かい笑みを見せた。
“まるで、小学校の時、目を閉じながら隣の席に座る友達を待っている感じです。”
特に今回の映画はさらにときめいた。毎瞬間が身体が回復されるのを待っている時間だった。
アメリカでひと月の保養を終えた後、登山を並行しながらついに体重が60kgを超えた時、皆が待って
いた<破壊された男>のクランクインとなった。

初撮影はトンドゥチョン(京畿道)の警察署で娘が死んだと言う話を聞いて血の付いた服を見つめる
シーンだった。揺れるまなざしで娘の服を見つめる映画の中の<チュ牧師>を想像しながら、
私はウィリアム・ポール・ヤングの小説「神の小屋」を思い浮かべた。誘拐された末娘のために
大きな悲しみに沈んだまま、神に裏切られた主人公が4年の歳月が過ぎてその誘拐現場である小屋で
神のお告げを授かるというベストセラー。
“<神の小屋>をお読みになったんですか?”
“いいえ。この映画は神は関係ないんです。ただ誘拐それ自体に対する話です。牧師にもかかわらず、
神より娘をもっと愛した男の堕落に関する映画です。一人の人間が娘を探すために走るということです。”
キム・ミョンミンは宗教と映画の問題を分離したいと言った。

そうであれば、今の時代に神に試された父性愛は果たしてどこまで耐えることができるのだろうか?
<オールド・ボーイ>で娘を誘拐して育ててきた冷血漢の前で舌を切って泣き叫ぶチェ・ミンシクの
父性愛。<クェムル>で娘を救おうと走る間抜けな父ソン・ガンホの父性愛。<あいつの声>で
誘拐犯に向かって金を持って走りながら涙交じりのお祈りを繰り返すソル・ギョングの父性愛・・・
キム・ミョンミンはまたどんなジャンルの父性愛を創りだしたのだろうか?

“映画の中で妻であるパク・チュミさんは娘が生きていると信じます。しかし私はあきらめます。
娘をあきらめて自分の人生もあきらめてしまいます。現実と妥協してすごく世俗的な人間になって
しまいます。ですが8年が過ぎたある日・・・”
どこかで誰かの電話のベルがなって
“娘が生きているということを知った後、私の疾走が始まります。愛した人々に対する思いが
水面に浮かび上がってきて。誘拐犯と死闘を繰り広げるんです。”

いずれにせよキム・ミョンミンは違うと言っても、私は監督たちが彼に毎回重たい荷物を持たせるのだ
という思いを消すことができない。もしかしてキム・ミョンミンを<600万ドルの男>*アメリカTVドラマ
*主人公はサイボーグ!*
ぐらいに仮定して、彼に少しずつ過酷な環境を作り出すのではないか?
“そうでうね。シナリオ10個のうち7つがスリラーです。すればするほどさらに新しい創造が
必要でしょう。その中でも賢明な誰かはまた私を<シャーロック・ホームズ>と
<冒険野郎マクガイバー>を混ぜ合わせたコミカルなキャラクターとして書くんでしょうね。”
*↑次回作のお話ですね☆*



*青字はSAMTA注釈*


6 Comments

SOON says..."翻訳ありがとうございます。"
SAMTAさん すごい量 中身の濃さ お疲れ様でした。
いつもながら 韓国語の先生は鋭いことをおっしゃいますね。
読みながら 青龍賞の選考委員の方が ”彼の演技は今は我々が如何に安易に舞台に上がっているかについて考えさせられる”とおっしゃたのを思い出しました。
”リアリズムを感じられるか”日本でも私が小学生の頃にはドラマや映画の評価としてよく聞かれた言葉のように思いますが いまはあまり話題にもなりませんね。そこに真っ向から挑戦している人がいる。
私はなぜか胸が高鳴る思いがします。
それに 彼はリアルに見えるだけでなく もっと掘り下げて その人物が持つ深い真実を描こうとする。
製作会社はとても深刻な問題を安易に企画してしまったと言われて さぞ驚いたのではないでしょうか。価値観の違い そういってしまえば 簡単ですが、 人間に対する向き合い方が本当に真剣な人がいる。それは 彼らだけでなく 私にも驚きです。
そして僭越ですが 行け!キム・ミョンミンと言いたくなってしまうのです。ファイティーン!!
2010.06.20 21:40 | URL | #JalddpaA [edit]
クレイス says...""
作品ごとに、自己を完全に破壊し、新たに創り出すミョンミンさん。
どう評価されようと、一つ一つの作品ごとに 自分自身との戦いがあり、
それに打ち勝って、やりとげたという自分自身の成就感がなければならない というお考えなのですね。
それを語ることも、簡単ではないと思いますが、自身が信念として貫かれているから、言葉に重みを感じます。
ミョンミンさんの俳優としての姿勢や価値観を こうして知ってみると、
ご本人が望まれていなくても、評価や賞などは、おのずと ついてきてしまうんだなと感じます。
ミョンミンさんの俳優としての人生は“無限の追求”、“無限の進化(新化)」というふうに思えます。


千語を尽くしても 語りきれない、ミョンミンさんの俳優としての真価や、人としての魅力だと思いますが、
SAMTAさんが 伝えてくださる数々から学ばせていただき、とても感謝しております。


毎度の長文翻訳、本当に ありがとうございます!
2010.06.21 00:56 | URL | #SpGb991U [edit]
さらん says..."マゾヒストでも変態でもない"
ミョンたんv-343だけど、今まで選んだ役柄を見ると、
いかにキム・ミョンミン色を消して、没頭するに値するキャラクターか、
そして、辛い思いをするのなんて関係ないと思える脚本かというのが
作品を選ぶポイントなんでしょうね。
だとすると今度の痛快劇は、いったいどんなキャラクターなのでしょうか。
ただ単にコミカルな軽いだけの話を、ミョンたんv-343が選んだとは思えない。
そこに何かしらの意味があるんだろうな~。
そう単純に信じさせてくれるウリ ミョンたんv-343、やっぱり好きe-266
2010.06.21 19:56 | URL | #PSnYe7JY [edit]
SAMTA says...""
SOONさん あんみょん♪

こちらこそ、コメントありがとうございます。
> いつもながら 韓国語の先生は鋭いことをおっしゃいますね。
そうなんです。かなり手強い先生です(^^ゞ


> 読みながら 青龍賞の選考委員の方が ”彼の演技は今は我々が如何に安易に舞台に
>上がっているかについて考えさせられる”とおっしゃたのを思い出しました。


ありましたね。
私は、日本はとっくにそんな演技を見せてくれるような俳優はいなくなったけれど、
韓国にはまだまだそういう俳優さんがたくさんいらっしゃるのではないか、
と思っていたんです。
韓国の映画やドラマの制作現場を見ると半端じゃないほどリアルで”熱い”ですからね☆



でも選考委員の方がそうおっしゃったということは、その”熱い”韓国でさえ、
ミョンミンさんは非常に貴重な存在になっているということなんですね☆


というか、パク・チンピョ監督がおっしゃったように、こんな俳優世界中探してもいない!
というくらい、ウリペウ キム・ミョンミンの真価は計り知れないのかも知れませんv-363

これからのミョンミンさんを想像すると”ゾクゾク”します。
演じる姿に”ゾクゾク”し、インタビューを読んで”ゾクゾク”しv-348


「行け!キム・ミョンミン!!!」

わたしも叫ばせていただいま~すv-363v-363v-363




2010.06.21 22:25 | URL | #- [edit]
SAMTA says...""
クレイスさん あんみょん♪

> ミョンミン氏の俳優としての人生は“無限の追求”、“無限の進化(新化)」という
>ふうに思えます。

確かにそうですね。
彼自身「まだ限界に来ていない」って断言してましたし。
そういうことを一瞬のためらいもなく言い切るところに
役者としての凄みを感じます。


映画の長文インタビューで幾度となくガツンv-12とパンチを食らい
ふらふらになりながらも^^;またこうして取り憑かれたように彼の言葉に夢中に
なってしまいます。


> 千語を尽くしても 語りきれない、ミョンミン氏の俳優としての真価や、
>人としての魅力だと思います


その通りですね!
「千語を尽くしても!」語りきれませんね☆

2010.06.21 22:37 | URL | #- [edit]
SAMTA says...""
さらんさん あんみょん♪

ははは、私もこの「ピョンテド アニグヨ^^;」(変態でもありませんし。)
っていうところで思いっきり吹いてしまいましたv-290
彼がどんな風に話したかも何だか想像ができてしまって、大笑いです^^


> ただ単にコミカルな軽いだけの話を、ミョンたんが選んだとは思えない。


う~ん。意味が深そうですね。
また撮影後のインタビューで度肝を抜くようなことをさら~っと言って
(フフフと笑って^^;)後は観客が判断することですって言うのでしょうね☆


ああ、もうだめだ~。
ぐるじい~~~
たしゅけて~~~~v-451
2010.06.21 22:48 | URL | #- [edit]

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